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女子会 板
33
:
八百比丘尼
:2011/08/24(水) 12:50:56 ID:vfQXyn92
さくらちゃん・・・・・。
ああ、ごめんなさい。 つい、しんみりしてしまったわ。
実は、うちに『さくらちゃん』という天使がいたの。
ええ、本当に天使だったの。
可愛くて、やさしくて、一度も怒ったことのない、とてもきれいな目を
していた。
でも、たった5年で神さまのところへ還ってしまった。
生命は生き通し。だって知っているけれど、春が来て庭の小さな桜の木に
花が咲いて、そのあと小さな小さなサクランボがひとつだけ、ポッチリ
実った時に少しだけ泣けたわ。
桜は毎年、新しい花を咲かせてくれる。
『さくらちゃん』また美しく復活してくれて
ありがとう。
ーー鈴夜 常不軽菩薩との邂逅ーー
《 ガラにもなく、しんみりすんな。
じゃあ、今まで誰にも言わなかったけど、オレの昔の話をしてやろう。
あれは、もう記憶も定かでないほど遠い時代のことだ。
オレは、さる金持ちの屋敷で産まれた仔猫の中の1匹だった。
生まれながらに片目が潰れ、尻尾も途中で千切れていたオレは、
縁起の悪い猫だというので、すぐに捨てられた。
石を投げられ、雨に打たれ、泥まみれで死にかけていた時、
誰かが抱き上げて、懐に入れてくれた。
「お師匠さま、そのように汚いものを。」と周りにいた者が
言ったような気もするが、
『ホトケのイノチ』という声が、かすかに聴こえた。
その中は、あったかくて、いい気持ちでオレはウトウトしながら
その人に尋ねた。
「オイラのこと、好き?」ってね。そうしたら
「ああ、大好きだよ。おまえは本当に良いコだ。」って
やさしい声が答えてくれた。
その後のことは、覚えていない。
気づいた時には、別の時代の別の場所にいた。
それから、いろんな時代を渡ってきた。
禅寺で斬られてみたり、宮中の内裏で走り回ったり、
どっかの藩のお家騒動に巻き込まれたり
水木しげるロードでバイトしたり(?)
この家に来て、ある時 雅春先生のご講話テープを聴いて想い出した。
あの時、答えてくれたあのやさしい声は、
常不軽菩薩の姿をした、雅春先生だった。》
たまには、酒でも付き合ってやるよ。
焼酎の梅割りでいいか?
「いいえ、女の子はオッサレ〜な『ピニャ・コラーダ』にして。」
なんだ、すっかり立ち直ってんじゃねぇか。
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