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生長の家 「今の教え」と「本流復活」を考える  2

356復興G:2011/07/09(土) 07:37:31
 合掌 ありがとうございます。
『古事記と現代の預言』は、多くの人にとっては理解が困難で、「何いってんだこりゃ」とそっぽを向かれるんじゃないかと危惧していましたが、トキ様をはじめ、初心者様、茉莉香様、志恩様などから早速深夜に有りがたいレスを頂戴し、驚きと感動を覚えております。ありがとうございました。

 それら貴いご愛念に満ちたレスにパワーを頂いて、引き続き
谷口雅春先生著『古事記と現代の預言』第十一章より「この世を光明化するための行事」の③をアップさせていただきます。

 さて、今までのところは序の口で、これからがいよいよ佳境に入ります。

 『古事記』原文で
『布刀玉命(ふとたまのみこと)、布刀御幣(ふとみてぐら)を取り持たして、天児屋命(あめのこやねのみこと)、布刀詔戸(ふとのりと)言祷(ことほ)ぎ白(もう)して、天手力男神(あめのたぢからおのかみ)、戸の掖(わき)に隠り立たして、天宇受売命(あめのうずめのみこと)、天香山(あめのかぐやま)の天之日影(あめのひかげ)を手次(たすき)に繋けて、天之眞柝(あめのまさき)を鬘(かずら)と為て、天香山の小竹葉(ささば)を手草に結いて、天之石屋戸(あめのいわやど)に汗気(うけ)伏せて、踏みとどろこし、神懸り為て、胸乳を掛き出で、裳緒(もひも)をほとに忍(お)し垂れき。爾(かれ)高天原(たかあまはら)動(ゆす)りて、八百萬神(やおよろずのかみ)共に咲(わら)いき。』とあるところのご解説です。

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 次に「布刀玉命(ふとたまのみこと)が布刀御幣(ふとみてぐら)を取り持ちて捧持する」のです。布刀は「太」であって「大生命」を象徴する御幣が“布刀御幣”であります。その御幣を、本尊を祭祀するための象徴として樹て太祝詞(ふとのりと)すなわち“天津祝詞”を高誦して、言葉をもって宇宙の不浄を浄めるのです。善き言葉で祝福して、不浄を浄めることを、言祷(ことほ)ぐ(賀ぐ)というのであります。生長の家では聖経『甘露の法雨』を読誦するのに当たります。

 その次には、天手力男神(あめのたぢからおのかみ)が天之岩戸の脇に立って待ちかまえております。「天手力男神」というのは、機会をのがさず断行する勇気と力とを象徴しております。岩戸がすこしでも開いたら、その機会をのがさずに断乎として天照大御神をお引き出ししようと待ちかまえているのであります。

 その次には、日本一の「お多福娘」といわれている天宇受売命(あめのうずめのみこと)が裸おどりをするのでありますが、裸おどりというのは、人為をまとわないそのままに動くこと──即ち法爾自然(ほうにじねん)に、神のみこころそのままに行動するということであります。「天之日影(あめのひかげ)を手次(たすき)に繋け」即ち、何事をなすにも、自分の我(が)の力でするのではない、それは天の御光のお蔭であると、御栄えを神に帰する。そして人間の幸福というものは天から割き与えられているものであって、人間自力のハカライではないことを頭に銘ずるのが「天之眞柝(あめのまさき)を鬘(かずら)として」であります。そして合掌して神想観をする。その合掌の姿が「天香山(あめのかぐやま)の小竹葉(ささば)を互いに結び合わした恰好にする」という風に書かれているのであります。そうして合掌して、天之石屋戸の前に坐して神想観して、心が空っぽの桶のように全然雑念妄想をなくしてしまうのが「汗気(うけ)伏せて」であります。「汗気」とあるのは、ただ音標文字として「空桶(うけ)」を表現するために、その発音を利用したのであります。
 自己がなくなり、我執妄想が去りますと、神が来臨せられることになり、霊媒的な人に於いては霊動が起こることがあります。我(が)の霊動ではなく無我の霊動であり、自由ダンスが行なわれる、これが「踏みとどろこし、神懸(かむがか)りして、胸乳(むなち)を掛き出で」であります。そしてほと(陰部)だけには衣裳の帯がその上に垂れさがって隠されているというのが「裳緒(もひも)をほとに忍(お)し垂れき」であります。この天宇受売命の自由ダンスを見て、八百萬(やおよろず)の神々はみなともに哄然(こうぜん)と咲(わら)ったというのであります。

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 以上、天照大御神が天之岩屋戸にお隠れになったために世界が暗黒化してしまったのを、再びこの世に天照大御神を喚招(かんしょう)し奉って、この世を光明化するための行事、「天の岩戸開き」のために必要な準備行動であるとお教え頂いており、次回はいよいよ本番、「天の岩戸開き」そのものに入るのであります。
(つづく)


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