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生長の家 「今の教え」と「本流復活」を考える  2

327復興G:2011/07/08(金) 01:15:42
 さて、この掲示板を見て下さる方の中には、「天の岩戸開き」の神話をよくご存じない方もあるでしょうし、『古事記と現代の預言』は現在入手困難ですから、ちょっと要約紹介させていただきましょう。
     ○
 天照大御神(あまてらすおおみかみ)は実相世界および日本国の主神、光の大神であります。その天照大御神の御弟であるスサノオノミコトが、大御神のお作りになっている田んぼの畔(あぜ)をこわしたり溝を埋めたりして水田を干してしまうわ、大嘗(おおにえ)きこしめす殿(宮中でお食事をなさる所)に糞(くそ)をまき散らすわ、というような見苦しい乱暴をはたらいた。しかし、天照大御神はそれをとがめずに、「田の畔をこわしたり溝を埋めたのは土地を新しくして稲作をよくするためであろう」「御殿に糞をひり散らしたというのは間違いで、酒に酔って嘔吐したのであろう」と、光明面を見て善き言葉で「詔(の)り直し」をされた。ところがスサノオノミコトの乱暴はますます激しくなり、天照大御神の宇宙経綸(けいりん)の機(はた)を織っておられるお部屋の屋根に穴をあけて天斑馬(アメノフチコマ)を逆剥(さかは)ぎに皮を剥いでそのお部屋に投げ込まれた。それで、機を織っていた織り姫が驚いて尻餅をついて、そこにあった梭(ひ)を陰部に突き立てて死んでしまった。あまりのことに天照大御神は天の岩屋戸に隠れ閉じこもってしまわれたので、世の中は真っ暗闇に閉ざされた。
 ──この古事記神話について、谷口雅春先生は、真理の立場から次のように解説されています。
『天之斑馬というのは「天馬空を翔る」とか、「白駒の隙(げき)を過ぐるが如し」というような、時間の早さを形容する語がありますように、「時間」の象徴としてあるのであります。何事も現象界の事物を成就するには、時間的秩序が必要であります。理想世界を実現するにも時間的秩序を通して、徐々に平和裡に理想世界を実現するその経綸が、天照大御神の“天地の機(はた)織り”なのであります。それに反して時間の秩序を逆さまにかき紊(みだ)すのが、天之斑馬を逆剥ぎにすることで、時間の秩序を紊して、一挙に理想世界を実現しようとすると、それは結局、“革命”ということになって、血みどろの馬を忌服屋(いみはたや)に投げ込んだような悲惨な状態が生まれてくるのであります。そうすると折角、自然の秩序で理想世界の建設の織物を織っていた服織女(はたおりひめ)が死ぬようになるのであります。天地経綸という語を私がこの説明につかったのは、天照大御神の天地を治めたまう“創造的まつりごと”を服織りにたとえたのであります。“経”はたていと、“綸”は綛(かせ)や梭(ひ)などに巻いてある輪になっている絲で、経(たていと)に、綸(まきいと)をほぐしながら緯(よこいと)として組み合わせていろいろの織模様をつくり出して行くのであります。その順序をあやまると織模様が滅茶滅茶になるのであります。』(谷口雅春先生著『古事記と現代の預言』173〜175頁より)(つづく)


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