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生長の家 「今の教え」と「本流復活」を考える  2

1897うのはな:2011/11/05(土) 01:30:25 ID:iM0b0bt6
>1896 続き

 そして、「脱がして、いいですね?私が全部お手伝いしてもいいのですね?」
と言うと、私の目をしっかりと見て、「うん」と、うなずきました。
 それで、彼女がこの場面にいる私を全面的に信頼しているのがわかったので、私は、
それに応える決心がつきました。
 私は、彼女が何も心配しなくていいようにと、明るく大きな声で、
「はい、じゃあ、しっかり私の首につかまっていてくださいね」
「次は、パンティをおろしますから、しっかり足をのばしたままにしてくださいね」
と言い、パンティを下げ、次に、「はい。じゃあ、しゃがみますよ。しゃがんでから
おしっこしてくださいね」と言って、しゃがませようとしたとたん、彼女は、ちょっと早いタイミング
でおしっこをしたので、私の手とスカートがぬれてしまいました。
でも、彼女はちゃんと用を足せたのです。
 私は、「じゃあ、今度は、拭きますね」と、トイレットペーパーをとって、
彼女の大切な部分をちゃんんと拭きました。
 そして、また声をかけながら、体をのばさせ、パンティをはかせ、トイレの外に
連れ出し、そうして、車イスに座るところまでお手伝いさせていただきました。
 私は、首がとても痛くて、体中汗だくになっていました。身障者用ではない狭いトイレに、
二人の大人の人間が入っていたのですから。

 女性は、車イスにすわったとたん、「あ・り・が・と・う、、。あ・り・が・と・う、、」と
私の目をしっかりしっかり見つめて、そうお礼を言われました。
その女性は、他の言葉は明瞭に言えないのに、その言葉だけは、はっきりと、そう
「ありがとう!ありがとう!」と、はっきりと、きれいな声で私に言ったのです。
 私は、“こちらこそ”という思いがなぜか、わいていて、私も彼女に「ありがとう」と
言いました。そして「なれない私がお手伝いさせていただいて、どこか体に痛いところはないですか?
大丈夫ですか?」と聞くと、彼女は、その私の言葉と笑顔を見て、突然ウォーウォーと、大きな声で泣き出してしまいました。
そして、また大きな声で、「あ・り・が・と・う、、、」と、号泣しながらおっしゃったのです。

 私が彼女をトイレの外に連れていくと、彼女は、何度もその言葉を言いながら、ゆっくりゆっくり
車イスを動かし、去っていきました。

 いつもはじっとしていない子供がそのときは、じっとしていました。
私のバッグを持って、トイレの中にいたときも、出てきたときも、じっとしていました。
 そして、優しい顔で「ママ・・ママ・・・」と私のスカートをひっぱっている顔を見たとき、
私はなぜだか涙があふれて、止まらなくなりました。
 悲しいとか、辛いとか、そんなんじゃなくて、それを味わったことのない深い感動の涙でした。
この子も見ていたに違いない、この感謝の瞬間を・・・。

 私はそれまで身障者の方のそばにいる機会などなかったし、だからそんなお手伝いもさせていただいたこともなかったし、
一人のまったく力の入らない人間があんなにずっしり重いことも知らなかったし、言葉をうまく話せない人がそれでも魂を
ふりしぼってお礼を伝えるときに、あんなにすごいまなざしをするということも知らなかった・・。

 このことは、きっと、私が彼女を助けたという話ではなく、わたしのほうが彼女に偉大なことを
教えてもらい、助けてもらえた話なのだと、今でも、そう思っています。

 “ありがとう”の言葉だけを、あんなにもはっきりと、きれいな声と音で言えた彼女は、きっと、その言葉
を日常生活の中で、誰よりもいっぱい使っていたのだと思います。
 そして、その言葉の意味の大きさと深さを、きっと誰よりもよく知っていて、愛していたのだと思います。

 “ありがとう”の言葉があるだけで、見知らぬ人との垣根を越えて、人間は実に美しい愛と絆を結べるのかもしれません。
そして、大いに思いやりあいながら、助け合えるよろこびを、この言葉はくれるのかもしれません。
 だから、こんなにも素敵な場面をくれるこの言葉“ありがとう”は、魔法の言葉なのだと思わずにはいられないのです。


“ありがとう”の言葉しか言えない女性の話  佳川奈未 著


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