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生長の家 「今の教え」と「本流復活」を考える 2
1744
:
初心者
:2011/10/11(火) 15:50:21 ID:4IaAZAME
掲示板のみなさま。身にあまる歓迎の言葉をいただき、ありがとうございます。さっそくですが、文化的状態についての私見を述べさせていただくことにいたします。これは、あくまでも私見でありますので、批判は随時うけつけております。ご意見などがあれば、ぜひお聞かせくださいますよう、お願いいたします。
文化的状態の説明に入る前に、知識不足の感がいなめない、自然状態についての若干の記述をさせていただきます。これについては、ジュリアン・ジェインズの二分心(バイキャメラル・マインド)一本槍の説明となりますので、古事記や神道にかんしての説明を、どなたか詳しい方につけ加えていただければとおもいます。
二分心とは、古代人の脳が、左脳と右脳とに分離した状態にあったと主張するジェインズの用語でありまして、右の脳からは神の声が発せられ、左の脳によって、古代人はその声に応答していたとする、仮説であります。
ジェインズの二分心に特徴的であるのは、二分心の時代には、人類はいまだ意識を持たざる状態にあったということであります。こうした無意識の状態こそが、いってみれば、自然状態ということになるのではないかと考えておるところであります。
ジェインズによれば、二分心の時代が終わったのが、早ければ、紀元前3千年ということになるのでありますが、これは、ウルクのギルガメッシュの時代と符合いたします。ロゴスのはじまりが、二分心時代の終わりであり、これによって意識が発生したと考えられます。左脳と右脳が脳梁によってむすびつけられたのが、やはりこの時代であったようであります。
二分心の時代を、神の声をうちなる声として聞く自然状態とすれば、左右の脳が結ばれたことによる言語能力の発達によってもたらされた文化的状態とは、神の声が、外なる声として聞こえはじめた時代であったということがいえるのではないかとおもいます。
自然状態から文化的状態への移行にさいして、大きな役割を果たしたのが、言語の発達ということになるのでありますが、これによって何が起きたのかということが、じつは、ことのほか重要な問題となるのであります。結論から申しますと、人類は、言葉によってモノや世界から切り離される、という重大な事態に直面するに至ったのであります。
モノと引き換えに、人類は言葉を獲得した。こうしたことがいえるのではないかと考えます。モノ自体として言葉をとらえることはできません。言葉はつねに、言葉のネットワークのなかでしか機能いたしません。言葉は、本来的に、言葉以外のものを説明することも、指し示すこともできないのであります。
したがって、言葉によってつくられた世界は、モノ自体とは無縁であります。それは、モノとは切り離された言葉だけの世界であります。意識が言葉によってつくられているとするなら、意識がかかわることができるのは言葉だけということになります。意識は、モノ自体とは、直接にかかわることはできない。これが意識の現実であると考えられるのであります。
「イヌ」という言葉を発声した瞬間に「イヌ」の概念は形づくられますが、それはあくまでも概念であって、現実世界に存在する「イヌそれ自体」とはまったく無関係な、言葉によってつくられたイメージということになってくるのであります。
ここで、文化的状態の定義として、それは、言葉によってのみ描きだされた世界を生きることである、という説明が可能となります。発達した言語能力を獲得した人類が生きることのできる世界とは、言葉によって織りなされ、描きだされた世界だけであって、そうした世界にはおいては、モノそれ自体は認識されず、物質はない、肉体はない、心もない、という世界を生きることしかできない主体があらわれてくる、と考えられるのであります。その代わりに、主体は、モノから切り離さた世界を、モノにしばられずに、好き勝手に思い描くことができるという自由を獲得したとも考えられるのであります。
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