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生長の家 「今の教え」と「本流復活」を考える  2

1390うのはな:2011/09/08(木) 23:16:52 ID:iM0b0bt6

続・谷口雅春先生を語る(中) 菊池藤吉先生(元生長の家本部理事・青年局長)

「百方手段を尽くして行ってください」

 昭和三十四年の伊勢湾台風の時に、伊勢神宮奉仕実践練成会のお話は度々色々な
方がお話になっておられますが、あの時は午前から台風でした。
水の量が増し名古屋方面が大変なことになっているとラジオが盛んに放送しておりました。
それで、谷口雅春先生は当時青年局長でありました私と青年局の部員でありました
良本峯夫講師を呼ばれまして、「日本の心の中心である伊勢神宮が危ない。
直ちに行って何とか状況を調べて来てほしい」というお言葉がございました。
私は物資の補給や連絡やらで本部にいなければならないということで、私共二人をお呼びになったのだろうと
思います。
その時に、良本峯夫さんは「はい、八方手段を尽くして参ります」と答えました。
谷口雅春先生は直ちに訂正されました。「百万手段を尽くして行ってください」。
「百万」ということは「八方」の十二・五倍です。でも普通は「八方」です。
「八方塞がり」とか「八方破れ」とか申します。その時の谷口雅春先生のお言葉の奥には
<神に祈りながら>というご意向があったと思われます。

 それをまた良本峯夫先生が本当にやり遂げたのです。電車で行くことも大変でしたが、
ともかく電車に乗って名古屋まで行きました。しかし、そこから伊勢神宮へは行けませんでした。
鉄道線路が寸断されてグニャグニャになり、流されている所もありました。
道路もすっかり流されてなくなっている箇所がある。
でも、彼は本当に祈りながら行ったと思います。はじめは生長の家の方の車を借りて
ともかく行きました。それが途中で行けなくなって車を降りました。
それで彼はどうしたらいいんだろうかと思った。そして交番に行って自転車を借りました。
「ともかく私はお伊勢さんまで行かなきゃならんのです」とお巡りさんに頼んだのです。
そうしたら、お巡りさんは「この状態ではとても行けるもんじゃありませんよ」と言う。
その時、良本峯夫さんから後で直接聞いたのですが、「あんた日本人か!」と
一喝したと言うのです。その剣幕に押されて、お巡りさんは自転車を貸して下さってその自転車で先に進んだというのです。
ところがしばらくして自転車で行けないところに来た。
自転車どころか歩いて行くことさえもいけないドロみたいな所ですので、やむなくその自転車を置いて、
そのドロのようなところを歩いていく。また自転車でも行けそうなところに来れば自転車を調達する。
そうやって何日間か家掛かって遂に伊勢神宮に辿り着いたのですね。

 (中略)


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