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死んだらどうなるの?

71すてまーす:2012/05/02(水) 03:40:15
>>70
メビウスさん。

確かに、私は、心の哲学についての還元主義と、人格の同一性問題についての還元主義の、区別がはっきりしていませんでした。
そのことを踏まえて人格の同一性のページを見てみると、確かに、堆積の矛盾によって物理主義を否定してはいないみたいですね。
で、そのことで一応解決ということで終わろうとも思いましたけど、様々に関係しているので、もう少し続けたいと思います。

まず、人格の同一性のページに書かれている、人格の同一性問題についての還元主義の説明は、なぜか、心の哲学についての物理的還元主義が考慮されていないと思います。
人格の同一性問題についての還元主義的に考えても、観念論みたいだけになるとは限りませんよね。俺が示してきたように、人格の同一性問題についての還元主義的に考えて、さらに、心の哲学についての還元主義のような考えも成り立つと思います。
また、それとは別に、この掲示板でのメビウスさんの投稿では、人格の同一性のページと違って、「物理状態は空間的に規定できるため何%というような分割が可能です。しかし「私」や「他者」はそのような分割は不可能です。」などと、物理的還元を否定しているようです。

なので、今度はメビウスさんの考えについて矛盾していると思ったことを直接に否定してみたいと思います。それは最初から思っていたことなのですけど、全部が関係していたようです。


先に言ったように、なぜか、メビウスさんの人格の同一性問題についての還元主義の説明には、心の哲学についての還元主義が含まれていません。で、そのことが矛盾している結論を生んでいると思います。

人格の同一性のページの文章
> ①単に同じ心的現象が二つあると解釈する。
> ②全ての性質は同じだとしても、両者の唯一性によって両者は異なる存在だと解釈する。

その①や②について、メビウスさんはこの掲示板で「①では独我論的問題が抜け落ちており、②ではパーフィットのスペクトラムの思考実験に答えられません。」と答えていますけど、そう結論してしまう原因は、物理空間的な性質を考慮していないことや軽視していることだと思います。
そもそも、物理空間的な性質が反映している視覚内容などもが心的現象の1つなので、完全に同じ複製は作れません。なので、独我論的問題は抜け落ちていなくて、既に物理空間的な性質に含まれています。
なので、パーフィットのスペクトラムの思考実験に合理的に解答もできます。そのように独我論的問題は抜け落ちていないので、人格の同一性問題についての還元主義的に合理的に解答すると、それぞれの比率に応じているそれぞれの「私」になるだけです。

> ③心的現象が二つあるようにみえても、実は一つである。
との考えについては、(完全に同じ複製を作れたとしても、)複製した瞬間だけに成り立つだけであって、その後はそれぞれの脳がそれぞれに知覚したりしていくので、そのような物理的な整合性とも合い続けるためには、物理的な還元をもする考えが自然だと思います。③の考えは、絶対に可能性がないとは思いませんけど、かなり無理気味だと思います。

> 「物理状態は空間的に規定できるため何%というような分割が可能です。しかし「私」や「他者」はそのような分割は不可能です。」
については、不完全ではありますけど、神経網を真似したニューロネットが在って、ニューロネットは、1つのニューロンがなくなっても、そのニューロネットの全体が持っている情報は突然に失われません。そんな構造によって、非空間的な性質を得ています。なので、そう対比する考えは関係がないと思います。

後、念のために言っておくと、脳には同一性や継続性などを判断する知性の機能(=統覚?)もが在ります。


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