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死んだらどうなるの?
29
:
メビウス@管理者
:2011/12/30(金) 23:08:49
>>28
>表象が変化すれば「私」も変わってしまう
まさにその可能性を指摘したのがバートランド・ラッセルの刹那的独我論です。
ウィトゲンシュタインも「私に見えるもの(あるいは今見えるもの)だけが
真に見えるものである」と、時制を限定して独我論を表現し、その可能性を
含意させています。
重要な点ですが、現代の心の哲学は自然科学を前提とした「自然主義」のもとで
考究されています。この立場を取るならば時間(変化)は既に前提されており、
脳の物理現象と対応しているクオリア(表象)は変化するものであるという
ことも同時に前提されます。
大半の心の哲学においては自己の概念、つまり「私」についてはパーフィットの
いう還元主義の立場が暗に前提されています。
人格の同一性における還元主義の立場では「私」は個別のクオリアだと考えるしかありません。
しかし、そのクオリアは常に変化しています。従って、
>「今存在し続けている」という感覚があるのですが
とあなたが書いたように、クオリアが常に変化していながらも「私」が同一で
あるよう感じられるのは、確かに安易に解答できない難問であり、実は心の哲学
でもあまり多くは語られていないトピックなんです。
私はデイヴィッド・ヒュームのページにおいて多少この問題に触れていますが、
ジョン・サールやチャーマーズも、この問題については僅かに言及している程度ですね。
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