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管理者日記

1メビウス@管理者:2010/11/16(火) 00:26:38
管理者のブログorツイッター代わりのスレです。

177メビウス@管理者:2012/08/14(火) 00:50:29
永井氏、入不二氏に質問してみたいとも思うんだけど、
現実性の問題は簡潔に短い時間で質疑応答するのは難しいような。

178メビウス@管理者:2012/08/15(水) 23:13:52
講義参加のために入不二氏のマクタガートを再読。というか4回目。
以前は曖昧に理解してたマクタガートの形而上学をほぼ完全に理解した気がする。
大森荘蔵の時間論とほぼ同じだと思った。
時間が取れればマクタガートのページも作ろうと思う。
心の哲学にも大いに関係するし。

しかし入不二氏が自分の形而上学を述べた部分は説得力に欠ける。
やはり講義も退屈な言語の時制・人称表現の問題とかになりそうな。

179メビウス@管理者:2012/08/18(土) 22:06:36
朝日カルチャーセンター行ってきますた。
大阪駅着いて南口が見えて、さあのんびり歩いて行こうかと思ったら
いきなり豪雨キタorz
駅で40分ほど待って小雨状態になってから向かう。
まぎらわしいことに朝日新聞社ビルは2つあって、最初に入ったビルは間違い。
ようやく到着したのは4時ちょっと前。
受講者数は40人ほど。
平均年齢は40歳ぐらいで思ったより高め。
女性の数は6-7人ぐらいで思ったより少なめ。

講義の内容は明日にでも整理して雑談スレにも書きます。

180メビウス@管理者:2012/08/19(日) 22:13:13
カルチャーセンターでの講義は期待してなかっただけのことはあったw
でも両氏の講義を生で聞けたのは意義があったと思う。
著作だけからはわからない部分というのが見れたし。

講義内容は私の問題意識から外れてたので結局質問はせず。

もしまた大阪で講義があったら、講師が入不二氏なら行くかも。
入不二氏は新宿のカルチャーセンターで講義やってるそうな。
こんなことなら首都圏に住んでた時に行ってれば良かったな。

181メビウス@管理者:2012/08/19(日) 22:24:22
しかし両氏の講義から影として浮かび上がる問題があったと思う。
入不二氏の「現実性」についての問題意識は永井氏の〈私〉とパラレルで、
特権的で、それが全てでありそれしかないというあり方(全一性)ならば、
そんな異質・特殊な性質がぽんぽん生まれたりササッと消えたりするのは
不自然だろうに。二人ともその辺の問題の掘り下げが足りない。
「死んだら現実性はどうなるの?」という質問が出たのは当然でもある。
まあ、永井氏には信仰があるみたいだけど。

改めて、私が存在論の根本問題はパルメニデスのアポリアにあると見たのは
正しいと思ったw

182メビウス@管理者:2012/08/20(月) 21:24:25
結局、心の哲学と同型の問題がある。
性質二元論者が物理主義に対し、クオリアが物質やエネルギーに還元不可能な
排他的性質をもつことを強調すればするほど、ならばそのクオリアはどのように
生まれるのかという問題が浮き彫りにされてくる。
性質二元論者は苦肉の策として原意識みたいなのを想定して汎経験説を主張する
わけだが、それだとトースターやサーモスタットにも意識があるかも……
なんて一種のナンセンスに至ることになる。

183メビウス@管理者:2012/08/20(月) 21:30:02
〈私〉であろうが「現実性」であろうが、それらは物質とかクオリアなど
他に存在するどのようなものとも比較しようの無い性質、他のどのような
性質にも還元不可能な絶対的な排他的性質であるとするならば、それらは
ポンポン生まれてサッサと消えるわけはない。
もし物質の離合集散なんかで説明するなら笑い話になる。

特権性、排他性を強調すればするほど、ならその〈私〉や「現実性」はどの
ように生まれるのか合理的な説明が困難になる。まさに心の哲学のクオリア
問題と同型。

184メビウス@管理者:2012/08/23(木) 00:52:47
大森荘蔵のページを微修正。

次は永井均のページを修正するかな。
その次がマクタガート。

現象報告のパラドックスや心的因果についても書きたいけど、
まだ自分の考えがまとまってないような。

185メビウス@管理者:2012/08/25(土) 21:00:32
永井均のページ修正。

カルチャーセンターで真意を問われた「神を信じてる」という文は
『私・今・そして神』にあった。
思考実験としての神が頻繁に出てくるので記憶に残ってなかったけど、
よく読むとそのくだりは文脈を外れて自分の体験談の脈絡で出てくるので、
これは信仰の告白と受け取られても仕様がない。

永井氏の著作を読んでいる時にいつも感じていた奇妙なバイアスの謎が
ようやく解けた気がする。

186メビウス@管理者:2012/08/27(月) 00:14:31
永井均のページを微修正。

あとデリダの「差延」のページはWikipediaの引用だらけなので消した。
今後同様のページは修正していきたいと思う。

187メビウス@管理者:2012/08/29(水) 23:08:34
ウィトゲンシュタインのページを加筆修正。
なぜウィトゲンシュタインが行動主義を選択したかという脈絡にも言及しといた。
結構間違ってる部分もあった。

188メビウス@管理者:2012/09/06(木) 20:23:55
マクタガートのページを作ろうと思ったけど、
時間の本質について考えざるをえないので後回しにするしかない。
大森氏がそうだったように終生の課題になるかも。

とりあえず多忙な状況が一段落したら心の哲学の関連項目を修正していこう。

189メビウス@管理者:2012/09/07(金) 23:41:22
水槽脳に私の現象主義的な考え方を書き加えた。
http://www21.atwiki.jp/p_mind/pages/35.html

ここには一元論に通じるセオリーもある。

190メビウス@管理者:2012/09/15(土) 22:49:45
大森氏のページを書き直した。
現象主義の立場では意識のハードプロブレムは錯覚問題だと思う。
現象報告のパラドックスや心的因果、随伴現象説も同様。

諸悪の根源は科学実在論を前提とした物理主義のような気がする。

現象主義を勉強しなおしてみようと思う。

191メビウス@管理者:2012/09/19(水) 22:18:06
観念論は二つの系統があるので、それを説明しておく必要がある。

唯物論も実証主義から見れば観念論の一種なんだよね。

192メビウス@管理者:2012/09/22(土) 23:25:50
観念論のページを大幅に修正
http://www21.atwiki.jp/p_mind/pages/60.html

種村完司の『知覚のリアリズム』は読んでる途中だけど、各種の知覚・感覚論が
纏っていて読み応えがある。
種村氏は物理主義的な立場なんで違和感のある部分も多いけど。

193メビウス@管理者:2012/09/25(火) 21:08:01
観念論のページで少し言及したけど、
現象主義のページを書き直す際には、本格的な実在論批判をやってみようと思う。

実在論を前提にするから心の哲学の様々な問題が派生するわけで。
科学哲学や科学的実在論の論文や著作を読んでもそのことに言及されてない。

実在論の致命的な弱点は二元論に陥るということだと思う。

194メビウス@管理者:2012/09/30(日) 15:45:07
種村完司は唯物論者でマッハなどを批判しながらも、実在論の立場では
心身問題が解決困難であることを認めている点でまだ誠実だと思う。

戸田山和久の『科学哲学の冒険』では、科学的実在論を擁護しながら、
その最大の欠点である心身問題に全く言及されてなくて呆れた。
科学哲学の入門書としてはいいんだけど、哲学的な感度が足りないw

195メビウス@管理者:2012/10/06(土) 21:37:59
マッハの『時間と空間』を読んだけど、さすがに難しかった。
で、木田元の『マッハとニーチェ』を購入。
マッハの思想と十九世紀の哲学がコンパクトに纏められていてかなり良い。

196メビウス@管理者:2012/10/10(水) 21:04:54
心脳同一説は間違いだと確信するに至った。

クリプキの固定指示詞と、
分割不可能なクオリアと分割可能な物質が同一だとすると堆積のパラドックスが生じること。

「脳の作用」というのも表象の一種。
「赤」という表象と、「赤を生み出すとされる脳の作用という表象」は異なるものであり、
ただ隣接関係にあるということであり、結局物質とはマッハの考えたように「記号」である
とすれば矛盾は無い。
大森氏の「重ね描き」は、ほぼこの意味であると思う。

197メビウス@管理者:2012/10/13(土) 13:29:51
よく調べるとフッサールは心の哲学と関係が薄いので、とりあえずページを消した。
ただ自分のフッサール理解は浅いので、勉強して考えが変われば復活させるかも。

198メビウス@管理者:2012/10/14(日) 00:40:29
現象主義のページを全面的に書き直した。
http://www21.atwiki.jp/p_mind/pages/124.html

次は実在論のページを書き直そう。

199メビウス@管理者:2012/10/24(水) 20:50:26
モリヌークス問題というのは面白いな。
http://www.furugosho.com/precurseurs/locke/molyneux.htm

200メビウス@管理者:2012/10/25(木) 22:16:22
観念論のページで書いてた自分の実在論批判は消した。
実在論のページでまとめることにする。

201メビウス@管理者:2012/10/28(日) 21:39:55
広松渉の『心身問題』を入手。

広松渉は左翼の哲学者だと思ってたけど、「唯物論と経験批判論」で検索したら
ガチ左翼っぽい人に観念論者だと批判されてるw
マッハ主義に一定の価値を見出しただけでこれだから、イデオロギーの色眼鏡
かけて哲学やってる人はコミュニケーション障害な人たちなんだなと思うw

202メビウス@管理者:2012/11/04(日) 23:23:45
心身並行説を修正。明らかな間違いがあった。
心身並行説の元祖はスピノザなんだから実体二元論でなく中立一元論だ罠。

適当に作ったページを今までチェックせず放置してたorz

203メビウス@管理者:2012/11/08(木) 22:34:47
廣松渉のページを大幅に加筆修正。
まあ、アウトラインだけだけど。

204メビウス@管理者:2012/11/10(土) 14:30:30
ライプニッツも修正の必要があるな。
モナド論はわかったようでわかってないような気がする。

ヒラリー・パトナムその他、Wikipediaを適当に加筆修正しただけのページも
大幅に書き直したい。

実在論のページ書き直しがいつになるかわからん。

205メビウス@管理者:2012/11/11(日) 15:04:01
とりあえずライプニッツのページを加筆修正。
モナド論における自我論は極めて難解。
また時間がとれれば勉強しよう。

206メビウス@管理者:2012/11/11(日) 21:54:21
Wikipediaの「心の哲学」ではライプニッツが心身並行説をとったと書かれてる
のだけど、そこはスピノザとすべきではないかと思う。年代的にも。

確かに予定調和説は並行説の一種ともいえるけど、一般的にはライプニッツの
予定調和説とスピノザの心身並行説は区別して解説されてると思うし。

207メビウス@管理者:2012/11/18(日) 00:28:30
戸田山和久は『科学哲学の冒険』で「道具主義」が独立性テーゼに「Yes」と
書いてあるけど、これは間違いだろう。
小林道夫『科学の世界と心の哲学』では、道具主義はカルナップにより主張され、
素粒子のような理論的存在を、マッハのような現象主義者のように「道具」とみなし、
実在と対応するものではないとする……という主旨のことが書かれてる。

実際、マッハや論理実証主義者のカルナップが取る立場なら独立性テーゼなんか認めるわけないし。

208メビウス@管理者:2012/11/19(月) 20:52:07
「実在論」のページを全面的に書き直した。
http://www21.atwiki.jp/p_mind/pages/91.html

自分の実在論批判はまだ書いてないけど。

それにしても「反実在論 anti-realism」とは紛らわしい呼称だな。
non-realismと峻別するためにanti-scientific realismとすればよかったのに。
日本語に直訳したやつも思慮が足りないと思う。
自分なら反科学的実在論と意訳するが。

209メビウス@管理者:2012/11/20(火) 23:09:56
>>208
よく調べると反実在論といってもイーアン・ハッキングは存在論的意味も持たせてて、
これは非実在論に近い。
いずれにしても紛らわしいことは確かだけど。

210メビウス@管理者:2012/11/21(水) 23:12:21
実在論のページにヒラリー・パトナムとファン・フラーセンの見解を加筆。

211メビウス@管理者:2012/11/22(木) 23:39:06
バークリーのページを加筆修正。
パトナムについてはWikipediaの方が遥かに充実してるのでメニューから消した。

212メビウス@管理者:2012/11/23(金) 16:56:27
中国語の部屋に自分の見解を加筆。
昨今の機能主義はすでに哲学ではないと思うし。

213メビウス@管理者:2012/11/25(日) 21:48:41
多重実現可能性に自分の見解を加筆。
ひょっとしたら私の解釈は間違ってるかもしれないとも思うけど。

214メビウス@管理者:2012/12/04(火) 22:01:32
ティム・クレイン『心の哲学』を入手。
翻訳の問題かもしれないけど、文章がいまひとつだ。
やはりこの分野ではサールが一番だろうと思う。

215メビウス@管理者:2012/12/11(火) 23:59:32
随伴現象説は心脳同一説に近いのだけど、これはやはり堆積のパラドックスが当てはまる。
それに全ての知識は経験によって得られるとする経験主義に反した大陸合理論的な
主張にも思える。

216メビウス@管理者:2012/12/13(木) 00:16:23
心的因果の問題について自分の見解を書きたいと思うのだけど、来年になりそうな。

「主客未分」の概念を拡大解釈すると因果関係の順序の否定、さらに拡大解釈すると
独今論に至るような……。

217メビウス@管理者:2012/12/16(日) 20:34:05
年末で忙しくなってきたので今年は大きな更新は無理かも。
来年の予定としては、
まず無主体論のページの大幅な書き直し。
実在論批判。
デリダの「差延」の再勉強。差延にはゼノンのパラドックスが内包されてるような?
そして心的因果に自分の見解を加筆。
大森荘蔵の読み直し。
ベルクソンの勉強。

以上を春までにやりたい。

218メビウス@管理者:2012/12/17(月) 20:48:32
デリダの「差延」はどうもひっかかると思ってたけど、
これは時間の実体説(substantivism)を前提にしているからだと思う。
自らに先立った存在者たちを前提にし、それらの「痕跡」があるというなら、
存在を時間的に捉えているということだし。

つまり差延とは、形而上学的な実体概念を批判するために、時間の実体説という
形而上学的な概念を用いているということであり、これは矛盾だと思う。

たとえば、
A = 「私は5時から6時までずっと音楽を聴いていて、最後の曲には感動した」

上の「A」という言葉は、本当にその言葉が指し示す体験と厳密に一致しているのか、という懐疑がある。
ベルクソンは言語と体験の一致の不可能性を指摘したし、大森荘蔵も『時は流れず』でそのベルクソンの洞察に
言及している(p96)。
つまりわれわれの言語とは、体験を「ありのまま」語っているのではなく、語れているのは体験の断片なのだろ
うと思う。

219メビウス@管理者:2012/12/20(木) 20:51:14
デリダは思想家としては面白いんだろうけど、
サールは哲学者としては失格みたいに評してる。
http://d.hatena.ne.jp/katos/20111201/1322730931

結局、文学や芸術の世界で評価された人物ということかな。

220メビウス@管理者:2012/12/23(日) 13:50:52
>>193
>実在論の致命的な弱点は二元論に陥るということだと思う。
今読み直すとこれは間違いだな。
実在論というのは「みかけの現象」と「真にあるもの」の二項対立を前提にしてるから、
実在論イコール(広義の)二元論だ。サールが物理主義批判で言ってたことはこのこと
だったろうと思う。

221メビウス@管理者:2013/01/08(火) 17:33:31
大森荘蔵のページを加筆修正。

「重ね描き」についてはかなり恣意的な解釈かもしれないと思うけど。

222メビウス@管理者:2013/01/08(火) 23:47:13
大森荘蔵のページをさらに加筆。
知覚因果説批判を書き加えた。

しかしその昔、大森氏の本を読んだ時はわからなかったことが今では驚異的なほどに理解できる。
永井氏流の表現だと、問題意識のレベルが大森氏と同じレベルに達したということかもしれない。

223メビウス@管理者:2013/01/12(土) 22:02:13
「人格の同一性」のページを修正。
柴田正良の『ロボットの心』再読したら、そんな単純な物理主義者ではなかった。
実在論論争においても大森氏の「重ね描き」を評価してるし。

224メビウス@管理者:2013/01/14(月) 18:02:36
「現象主義」のページを加筆。

実在論批判をやりたいんだけど、そのためにはバークリーをきっちり読まないといけないような。

225メビウス@管理者:2013/01/17(木) 01:34:09
ライプニッツのモナド論は数学的プラトン主義と類比的かも。

たとえば、「4」というのは唯一の存在であり、なおかつ、自身が「4」であることで
他の全ての数を表象している。
「7」も「13」もその他全ての数は「4」との関係として存在しているのだから。

226メビウス@管理者:2013/01/19(土) 01:44:41
大森氏が他我について、アニミズムというのはおかしいと思った。
「立ち現われ」や「加工主義」批判からして、大森氏は無主体論者であるし、
ならば、一時期の西田幾多郎のように過去の自分と他者を類比的と見るべきだろう。

227メビウス@管理者:2013/01/19(土) 21:28:17
amazonで大森荘蔵著作集見たらべらぼーな値段がついてるw
全巻揃えようとしたら数十万円はかかりそうな。

処分するんじゃなかった。
元から全巻もってたわけじゃないけど。

少しずつ買っていこう。

228メビウス@管理者:2013/01/20(日) 23:32:58
「形而上学的無主体論」のページを大幅に書き直し。
「現象的意識の非論理性」の部分は削除。この問題は重要なので独立したページを
作ろうと思う。

230メビウス@管理者:2013/01/30(水) 21:21:15
またパルメニデスのページを修正。
科学史における時間・空間論を少しながら追加し、
マクタガートの時間論の補足のような感じで、時間の実在性を否定してみた。

232メビウス@管理者:2013/02/01(金) 21:44:27
インド哲学は自分の見解がほとんどないのでメニューから消してWikipeidiaにリンク。
このサイトを始めたときから比べるとWikipeiaもかなり充実してきたので、必要ないページは消していく。

233メビウス@管理者:2013/02/01(金) 21:57:04
しかし地方に転居したんで図書館の蔵書数がへぼくて使い物にならないのが辛い。

234メビウス@管理者:2013/02/02(土) 13:34:41
実在論批判は現象的意識の非論理性とイコールなんだけど、同じページにまとめるか迷う。

実在論は二元論なので心的因果という別の問題もあるからやはり別のページにすべきかも。

235メビウス@管理者:2013/02/02(土) 13:38:20
実在論って要するにプラトン主義なんだよね。
中世普遍論争における普遍実在論と全く同型。
この点も詳しく書いてみたい。

236メビウス@管理者:2013/02/02(土) 23:24:17
ウィトゲンシュタイン全集も高いなあ。
別に金に困ってるわけではないけど、ベルクソンにバークリーにスピノザに大森荘蔵に……

少しずつ買っていこう。

237メビウス@管理者:2013/02/03(日) 23:38:46
デイヴィッド・ヒュームのページを加筆。
かなり穿った解釈かもしれないけど。

238メビウス@管理者:2013/02/04(月) 23:13:36
ヒュームの全集も高いな。
都会に住んでた時は近くに大きな図書館があったから、本なんて全てタダで読めた。
タダで読んで良い本だと思ったやつだけamazonで購入というパターン。

つくづく地方は不便だな。

239メビウス@管理者:2013/02/10(日) 13:56:02
上野修『スピノザの世界』を参考に、スピノザのページを大幅に修正。
孫引きで恐縮だけどw
スピノザの『エチカ』は簡潔な文体なのはいいけど、理論展開にとてもついていけなくて
すぐ投げ出してしまったw
実際、上野氏も解釈に苦しんでいる部分が多いように思った。

しかし上野氏のおかげでスピノザがヒュームの無主体論と紙一重だとわかった。
スピノザの難解さはその辺にあるのだろうと思う。

240メビウス@管理者:2013/02/10(日) 13:58:13
先日、ヒュームのページを書き直したんだけど、自分でも全く満足していない。
ヒュームが知覚の二つの原則を矛盾だとしたことは、もっと深く探求すべきかも。

241メビウス@管理者:2013/02/16(土) 22:24:26
また大森荘蔵のページを加筆修正。

ところで、「創発」は物理主義の立場から主張されたと思ってたけど、この私の理解は正確
ではなかったようだ。
河村次郎の『自我と生命』に、創発とは物理主義的な還元主義に対抗して生まれた概念……
とか書いてある。ティム・クレインの本にも類似のことが書いてあったけれど、意味が明快で
なかったのでスルーしたけど、複数の学者がいうんなら間違いはないだろう。

つまりクオリアが生じる原因についての仮説は三つあり、
1、創発
2、汎経験説(原意識の組み合わせ)
3、還元主義
還元主義に対して創発説が主張され、その創発説に対して汎経験説が主張されている
ということだと思う。

該当ページと関連ページを大幅に書き直さないとな。

242メビウス@管理者:2013/02/17(日) 23:11:02
還元・創発・汎経験説のページを作って、創発説の由来を書いた。
汎経験説対創発説は上のページにリダイレクト。

汎経験説対創発説はあちこちのページで書いてるので徐々に書き直し。

243名無しさん:2013/02/18(月) 01:04:14
パルメニデスの項目で表記に不明なところがありましたの御連絡させていただきました。

つまり、ほんとうに「ない」ものは断じて「ない」のであるが、
それは言葉では表現できないず※、
言語上の「ない」を、あたかも「ある」と対立して実在しているかのように…

細かいことなので申し訳ないですが…。

244メビウス@管理者:2013/02/18(月) 19:39:09
>>243
脱字でしたね。
>それは言葉では表現できないにも拘わらず
と修正しました。

245メビウス@管理者:2013/03/01(金) 16:48:33
ライプニッツの自我論を書き直した。
ようやくモナド論を半分ぐらい理解できた気がする。

246メビウス@管理者:2013/03/03(日) 21:36:36
スーザン・ブラックモアの『「意識」を語る』はインタビュー集で、
色んな哲学者や科学者の意識についての見解がわかるので面白い。
しかし翻訳が酷すぎる。

247メビウス@管理者:2013/03/04(月) 21:15:27
山形浩生は翻訳も酷いけど、あとがきも酷い。
自分の見解を書くのは結構だがチャーマーズやサールが何を問題にしてるのか
理解してるとは思えない。
この人物は博学なのは確かだろうけど、広いけれど浅い知識しか無いんだろうと思う。

248メビウス@管理者:2013/03/09(土) 22:06:50
独今論のページを加筆。また自分の見解ばかり書いてしまった。

今度は現象的意識の非論理性のページを作る予定。
実在論批判も書く予定だったけど、考えてみれば現象的意識の非論理性はそのまま
実在論批判になっているので、一緒にしとこう。

249メビウス@管理者:2013/03/12(火) 00:08:45
やっぱりサールは天才だと思う。
柴田正良が学生たちと「ロボットは心を持てるか」という議論して、
ほとんどの学生は中国語の部屋の思考実験を聞いて「持てない」と
結論してしまうと書いてたし。

250メビウス@管理者:2013/03/16(土) 21:56:50
今までずっと随伴現象説を性質二元論の下位カテゴリーに位置づけていたけど、
よく考えれば間違いだった。
とりあえずメニュー修正。

251メビウス@管理者:2013/03/16(土) 23:24:23
随伴現象説の間違いで書き直すべき所が大量にある。
好きな本ばかり読んでたのがまずかった。
心の哲学の基本的な部分で間違ってたのはがっかり。

しかし随伴現象説は基本的には物理主義なんだよね。
ジェグォン・キムとか。
サールが時に物理主義者と批判される理由がわかる。

252メビウス@管理者:2013/03/17(日) 14:15:05
2ch哲学板で意見交換を試みたけど、やっぱ全然話が通じない。
おまけに異常者がいる。

2chはやめた。
ツイッターやってみよう。

253メビウス@管理者:2013/03/17(日) 23:07:48
還元・創発・汎経験説のページは自分の意見が混合してたので書き直し。
自分の意見は下にまとめた。

254メビウス@管理者:2013/03/19(火) 22:35:30
現象判断のパラドックスを大幅に修正。

255メビウス@管理者:2013/03/20(水) 18:45:23
随伴現象説は思ったより広い意味で使われてる。
性質二元論とは還元についての立場があきらかに違うにも関わらず、
性質二元論の一種として解説してるケースもある。
しかも、必ずしも創発説を前提としているわけではない。
創発概念もエックルスは特別な定義をしてるし。
サールが創発を認めながら随伴現象説を否定するのは矛盾だと思うし。
なんでこんなに混乱してるのやら。

本格的に調べて書き直しだな。

256メビウス@管理者:2013/03/20(水) 22:00:16
とりあえず創発説や随伴現象説、それらと性質二元論の関係の
曖昧さを考慮して各ページを微修正した。

茂木健一郎は随伴現象説と性質二元論を同一視してるようだが、
両者は明らかに異なるはず。
スピノザやラッセルは「随伴して生じる」なんて表現はしないし。

257メビウス@管理者:2013/03/21(木) 20:48:32
心脳同一説と性質二元論の違いの説明方法を変えてみた。
今回の方がわかりやすいと思う。

258メビウス@管理者:2013/03/22(金) 22:19:06
ツイッターのアカウントを取得したので茂木氏に随伴現象説の件で質問しようかと
思ったけど、40万以上フォロワーいるしw
とても回答は期待できないのでマイナーな哲学者に質問しようかなとも思うけど、
心の哲学者でツイッターやってる人は少ないな。

とりあえず付随性のページは自分で調べられる範囲のもので書き直した。

259メビウス@管理者:2013/03/24(日) 21:36:22
付随性は随伴現象説だけの問題ではないのでメニューを修正。
書き直した上で心的因果の下位カテゴリーに移した。

太田雅子はツイッターやってるみたいだけど一般公開してないな。
入不二基義は身辺雑記ばかりで哲学的つぶやきはしてないし。
しようがないので放置してたmixiのアカウントから哲学関連コミュニティ
を探してみる。

260メビウス@管理者:2013/03/25(月) 23:33:04
英wikiでも創発説と随伴現象説は峻別されてるな。
Epiphenomenalismのページ見ると、
mental phenomena are caused by physical processesとあって、
emergenceやemergentは使われていない。
ティム・クレインの本では付随性と創発主義の微妙な違いが書かれてあった。
ややこしいことにチャーマーズとディヴィドソンでは付随性のニュアンスが違う。

付随性、随伴現象説、創発主義は、字義だけ見ると同一の心身関係論を説明する
言葉のように解釈できるけど、心の哲学ではきちんと区別されているということだ。

261メビウス@管理者:2013/03/26(火) 21:12:23
ジェグォン・キムを随伴現象説に分類してたけど、微妙なので外して、
チャーマーズの分類通りフランク・ジャクソンに変えた。
キムの主張は見方によっては随伴現象説なんだけど、中立一元論にも思える。
太田雅子の本を読めば詳しいことがわかると思うけど、正直そこまで細かい
議論には興味が無いし。

262メビウス ◆4lggoO1oV6:2013/03/27(水) 20:43:32
トリップ付けてみる。

263メビウス ◆4lggoO1oV6:2013/03/27(水) 20:50:25
心の哲学の限界が見えてきた。
所詮実在論だし。実在論とは二元論のことでもある。
物理主義は一元論の範疇にされてるけど、サールが看破したように還元、または消去
しようとする「心的」なるものを認めていることになる。

本当の一元論は現象主義または観念論だけ。

264メビウス ◆4lggoO1oV6:2013/03/29(金) 21:12:29
大森荘蔵の弟子は沢山いるけど、現象主義を継承した人物がいないのは、
今の時代現象主義ではメシが食えないからだと思う。
心身問題での大森氏の探究には優れたものがあるのに、現代の心の哲学には
ほとんど生かされていないような。
日本人学者の著作には大森氏を引用してるケースは結構あるけど、英語圏の学者が
引用してるのは未だに見たことが無い。
英語語圏の学者は傲慢だな……というより、可哀想だなと思う。
学者にとって一番不幸なのは価値ある情報を知らないことだろう。

265メビウス ◆4lggoO1oV6:2013/03/31(日) 21:33:32
橋元淳一郎『時間はどこで生まれるのか』を読了。
私とほぼ同じ考え。つまり橋元氏はマクタガートのいう「C系列」論者。
そしてC系列は時間ではないから時間は実在しないという。

しかし現代の物理学者は時間は実在しないという立場の者が多いと書かれてるんだけど、
例として挙げられてるのはジョン・ホイラーだけというのは不満。
ちなみに内井惣七の本ではジュリアン・ハーバーが非実在論者として挙げられていた。
また中島義道の本には、ほとんどの物理学者は出来事の実在性を取り、時間の実在性を
捨てていると書かれてたんだけど、具体的な科学者名はなかった。

たぶん中島氏は相対論でいう「事象」を「出来事」と解釈したのだと思う。

266メビウス ◆4lggoO1oV6:2013/03/31(日) 21:45:07
アインシュタインは現在過去未来の区別が幻想だって言ってたし。
もっとも、その相対論解釈だけではC系列に直結しないと思うけど。

橋元氏は、「この宇宙はただ存在するだけの相対論的C系列で、ミンコフスキー空間という
時空に描かれた一枚の絵」という(p.132)。
この解釈も、思考のプロセスは全然違うけど私と同じw
おまけに、「われわれの宇宙が相対論的C系列であるとすれば、あらゆる事象は在るがままに在る」(p.155)
という部分を読んだ時は、橋元氏は私のサイトを見てるんじゃないかと思ったw
でも出版が2006年だから私のサイトは関係なし。

要するに、時間の実在性を否定した上で、無主体論を徹底すると必然的にこのような解釈に到達するという
ことなのだろうと思う。
橋元氏は物理学的な思考プロセス、私は哲学的な思考プロセスだけど、結論はほぼ全く同じ。
また他の時間論の本ではないがしろにされがちな空間についても実在性を積極的に否定してるので、
よくここまで一致するものだと感心してしまったw

ちょっと残念なのは、橋元氏に哲学的な知識が不足してることだな。

267メビウス ◆4lggoO1oV6:2013/04/01(月) 23:34:59
クオリアのページに意識とクオリアの違いを加筆。
サールや茂木氏の、意識は常に質的であるという考えは尤もだと思う。

268メビウス ◆4lggoO1oV6:2013/04/04(木) 22:48:29
心の哲学者で時間・空間について論じてる人物はほとんどいないのは残念。
チャーマーズが情報の二相理論で僅かに時空の問題に言及している程度だな。

心的なものは非空間的、物的なものは空間的というデカルトの二文法を否定するには、
時空の哲学は不可欠だと思う。
結局、現代の心の哲学者はデカルトの手の平で踊っているだけと思える。
二元論を前提にする限り心身問題に合理的な解答を与えることは不可能だろう。

269メビウス ◆4lggoO1oV6:2013/04/06(土) 23:47:47
植村恒一郎の『時間の本性』は変化の問題を考察してる点で、
他の時間論本より優れていると思う。基本はベルクソンなんだけど。

植村氏は「出来事」が最も根源的な概念と考え、出来事とは変化だから、
出来事自体は変化しないという立場。
私と近い考えなんだけど、植村氏は「私」という主体を天下り的に想定してる点が不満。
これで無主体論を前提にすれば私や橋元淳一郎みたいなC系列論者になると思う。

270メビウス ◆4lggoO1oV6:2013/04/06(土) 23:55:35
植村氏の場合、「私」という主体を想定しているために「人生丸ごと現在」
という中途半端な主張になっている。

橋元氏の場合、「あらゆる事象は在るがままに在る」と、個人の人生の
現在性を超えて、より完成度の高い形而上学になっている。

271メビウス ◆4lggoO1oV6:2013/04/07(日) 21:27:13
人格の同一性のページを微修正。

ベルクソンのページはWikipediaの方が遥かに充実してるのでメニューから消した。

272メビウス ◆4lggoO1oV6:2013/04/07(日) 21:30:54
植村氏の時間論にはいくつか重要な問題がある。
ひとつは人格の同一性問題がないがしろにされていること。
人生そのものを「持続」というのはパーフィットが批判した非還元主義の立場。
ならばパーフィットのスペクトラムの思考実験に合理的に答えなければならない。

273メビウス ◆4lggoO1oV6:2013/04/07(日) 21:38:13
もうひとつは「絶対無」と、ベルクソンが洞察した存在の否定としての無、
いわば「擬似無」とを混同していること。
変化や消滅の概念を含む「持続」や「出来事」が根本概念だというのは、
認識論的に正しくても、存在論的に重要な問題が派生する。
存在論的には、出来事は不可能なものを含むことはできないからだ。
つまり出来事に含まれている消滅とは擬似無でなければならない。
絶対無が含まれているなら持続した出来事にはならない。

274メビウス ◆4lggoO1oV6:2013/04/07(日) 21:47:25
しかし出来事が無矛盾な全一的な存在者だとしたら、それは絶対無から生じた
ことになる。絶対無から生じていないというなら、擬似無から生じたことに
なり、人生が始まる前から出来事は持続していることになる。
また人生の終わりに絶対無になるというのも、論理的不可能性がある。

橋元氏の「あらゆる事象は在るがままに在る」という相対論解釈による
形而上学は、個人の生を超えており、植村氏の矛盾を解消している。

275メビウス ◆4lggoO1oV6:2013/04/07(日) 21:51:46
植村氏が現象主義を前提にするならともかく、バークリーを批判して
実在論を肯定した上で、非還元主義的な「出来事」を提唱するのは無理がある。

276メビウス ◆4lggoO1oV6:2013/04/09(火) 23:09:12
ようやく「現象的意識の非論理性」のページが完成。とりあえずだけど。

>>265-266で紹介した橋元淳一郎の見解はどれぐらい形而上学的含意が
あるのか微妙なのだけど、私の見解と極めて近いので再考した上で
載せるかも。


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