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ご意見、ご連絡スレ

42雨野:2012/04/11(水) 22:47:26
>>41
1.
 我々の「常識」が素朴実在論にある以上、その常識がいかに形成されるかと問いを立てていくのは僕には非常に妥当であると思います。その上で得られる問いこそが、素朴実在論が成立する前提なのではないでしょうか。すなわち、永井均において、問いの前提は素朴実在論ですが、答えの前提は独我論となるでしょう。
 これは単なる立場の違い以上のもののように僕には感じられます。なぜならば当のチャーマーズが素朴実在論に「ゾンビ」という形で問いを発しているからです。その上で彼は答えの前提としても素朴実在論にとどまり続けたのですが(永井の「幼い」と形容したのはこの態度だと思います。むしろ永井からみればチャーマーズこそダブルスタンダードでしょう)、そのような形で他人の現象的意識に疑いを差し向けたのならば、主体を想定する限りにおいて否定しようがない「私」に立ち戻るべきだと思われます。その意味で永井のチャーマーズ批判は単なる立場の違いを越えた有効な批判となり得ると思うのです。さらに実践的な点では、独我論から出発すれば汎経験説のような直観に反する説をとる必要はなくなります(そもそも他人の経験が物自体としてあり得ませんので)。
 
2.
 素朴実在論を前提にしては「意識の難問は解けない」というのは、もはや主体というものを認めないということでしょうか(「考究が甘い」と表現はそのようにきこえます)。その辺りのメビウスさんの考え方に非常に興味があります。もう少し詳しくご説明頂けないでしょうか。


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