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言語学・日本語学(国語学)・方言学に関する俗説やトンデモ

40名無しさん:2011/03/02(水) 21:34:46
ちょっとだけ、思考実験として「全くの妄想だが、トンデモではない」という例をひとつ。
現在の日本語の濁音は、入り渡りの鼻音が起源であることが知られている。
とすれば、本来的には祖語の段階で現在の日本語清濁に対応する無声子音と有声子音の対立は認められないはずである。
入り渡り鼻音以前の日本語は、ちょうどアイヌ語のような清濁の対立の無い言語だったと思われる。
しかし、日本語には高低アクセントがある。高低アクセントは世界の多くの言語で何らかの音素の代償だ。
「それ以前に」子音の清濁の区別があったと考えれば、アクセントの起源の説明ができるのではないか?
そこで、次のような祖語の子音体系を内的に構成することができる。
ア行 *h/0 カ行*kh/k サ行 *sh/s タ行*th/t ナ行*d/n ハ行*ph/p マ行*b/m ヤ行 *ç/j ラ行 *x/r ワ行 *Φ/w
これらのうち、*で記したより摩擦の強い子音が消え、代償としてアクセント「高」になった。
次に、日本語には古くは音節末に子音があった。これは最終的に無声子音qと有声子音ngに収斂された。
そしてこれが消える際、qは音節末の高を、ngは音節末の低を導いた。ここから昇・降のアクセントが生まれた。
以上から、院政京都アクセントの祖型が導かれることになる。

もちろんこれは妄想だが、一応学問をかじっていれば、山口や小泉のような真正のトンデモとは質が違うことがわかるとおもう。
何の裏付けもない以上現状では妄想だが、作業仮説としてはトンデモにはならないはず。


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