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「関東方言」「関東弁」という区画・括りの問題点について
1
:
名無しさん
:2010/11/27(土) 10:59:12
「関東地方の方言」を指す言葉として、「関東方言」「関東弁」という言葉がある。
方言区画論の世界では、東条操を初めとして、多くの学者が「関東方言」という区画を立ててきた。
だが、よく知られているように、関東地方の方言は「東関東方言」と「西関東方言」に大きく二分される。
東関東方言は茨城県・栃木県で話され、中舌母音や清音の有声化、イとエの混同、無アクセントなど、
東北方言、特に南奥羽方言との共通性が高い。
西関東方言は東北的音韻がなく、アクセントも東京式であるなど、東関東方言とは明確に違う。
そして、東海東山方言と呼ばれるさらに西部の方言との共通性が高い。
これら全く違う2つの方言を一緒にして、「関東方言」などと呼ぶのは言語的事実を無視して地理行政区画に引きずられたもの。
東関東方言と西関東方言に共通して、南奥羽方言や東海東山方言と共通しない要素などほぼ無いのではないだろうか?
また、西日本、特に京阪神を中心に、東京やその周囲の首都圏の言葉を指して「関東弁」という用法がかなり広く行われている。
伝統的な東京方言や西関東方言を指す場合、首都圏方言を指す場合、教科書的な標準語・共通語を指す場合まで幅広いようだが、
どれを指すにしても、それに「関東」という言葉を冠する妥当性があるのか疑問が残る。
また、当の関東地方ではほとんど使われず、違和感のある言い方のようだ。
今まで色々な板の色々なスレで繰り返し話題が出てきて、そのたびに同じような議論が堂々巡りになってきたが、
ここでこの問題についてテーマを絞って議論したい。冷静で学術的な議論を望む。地域蔑視・対立を煽るような発言は勘弁してほしい。
2
:
名無しさん
:2010/11/27(土) 15:25:27
学術的と言ってもなー学術的に「関東弁」て議論あるのか?
関西弁(これも結構適当な区分だけど)に対応して言ってるだけじゃね。
3
:
名無しさん
:2010/11/27(土) 15:51:38
>>2
方言区画論でいうと、「関東方言」を設ける東条操系の立場と、
「関東方言」を設けず、東関東方言を東北方言に含めてしまう都竹通年雄系の立場とに分かれる。
さらに、奥村三雄、金田一春彦のように、西関東方言を東海東山方言と一緒にしてしまう区画論もある。
東関東方言と南奥羽方言の境界も、東条操は福島県と茨城県の県境に引いているが、
たとえば飯豊毅一は、福島県南東部を東関東方言のほう(飯豊自身は「北関東方言」と呼んでいる)に含めている。
根拠は、福島県南東部ではシ・ス、チ・ツ、ジ・ズの区別があり二つ仮名であること、濁音の前の入り渡り鼻音がないことを初めとする
いくつかの音韻的特徴や語法、語彙の境界線から。ただし飯豊は「北関東方言」を「関東方言」に含めている。
なお、「西関東方言」のほうは、福島県南西端の檜枝岐村と、山梨県東部の郡内地方とを含む。
4
:
名無しさん
:2010/11/27(土) 22:34:30
一緒にするのではなく西関東弁の範疇にあるものを関東弁と西日本では呼んでるんだっつうのに
この板でこんなもん立てんなよ
5
:
名無しさん
:2010/11/27(土) 22:48:26
>>4
その「西関東方言を関東弁と呼んでる」というのが納得できないなあ。
何というか、但馬弁を除いた兵庫県の方言を「兵庫弁」と呼ぶような違和感がある。
人口は少ないかもしれないが面積は無視できるほどじゃないのに、勝手に「西関東=関東」としてしまっていいのか?
第一、今の西日本の人が接するのは、伝統的な西関東方言じゃなくて首都圏方言だろう?
それなら「東京弁」と呼べばいい気がするんだが、やっぱり「関西弁」との対比が影響してるんだろうな。
東京一極集中の関東と京阪神多極分散の関西では言語事情も違うんだが、「東」と「西」で対立させるのは分かりやすいんだろう。
6
:
名無しさん
:2010/11/27(土) 23:13:15
>>4
もうその話は秋田(笑)ここは学問系掲示板なのだから
>>3
の話をしよう。
>>3
は興味深い。
俺は、飯豊の分け方(いわき方言を「関東」にくくる)には全く同意しないが、
東条が如何にテキトーに「関東方言」なる区画を立てたかよくわかる。
明らかに地図を見て県境に線を引いただけ。何にも考えていない。
東条・平山系の「関東方言」は学問上誤りだと思う。テキトーに区切ったものが独り歩きしたんだろう。
それはそうと、俺が飯豊の分け方に同意しないのは、
入り渡り母音や、中舌を前提としたかろうじての2つ仮名弁別は、
おそらく流動的なもので、方言区画を区切るに値しないと考えるから。
入り渡り母音は深刻な問題で、宇都宮などは清濁の体系をささえる音声的弁別があやしくなっている。
(つまり入り渡りもなく、語中清音が有声化するため、清濁の音韻区別が怪しい)
だがこれは明らかに非常に不安定で過渡的な状態で、
この共時状態を、静態的な区画論に持ち込むのは大変に躊躇する。
同じことは、2つ仮名にもいえる。中舌母音が2つ並び、子音側の口蓋化が減少している状態というのは
弁別を支える梯子がはずされた状態。あとは混同するしかないだろう。
7
:
名無しさん
:2010/11/27(土) 23:33:31
>>6
飯豊の場合、入り渡り鼻音や二つ仮名の他に、音韻や語彙、語法も合わせて、15ほどの項目の等語線を材料にして線を引いていた。
その結果だと、福島県南東部は東関東方言に入るが、それだけでなく会津地方南部も半分ほどの項目で東関東方言側に入ることになっていた。
飯豊は一応福島県のうち南東部だけを東関東方言側に入れながらも、
会津地方南部も東関東方言的な面が見られる中間的な地域と言えるというようなことを書いていたと思う。記憶で書いてるのでちょっと怪しいが。
ただ、そのように等語線が比較的集中するところがあるとはいえ、「東関東方言」と「南奥羽方言」の境界線をはっきり引くのは非常に難しいと思う。
もし仮に引くとしたら福島南東部が東関東方言に入り、郡山付近を境界線が通るということだ。県境ではほとんど変わらないんじゃないか?
地元の人の方言意識でも、福島から茨城にかけてで言葉が大きく変わるという意識はないだろう。
それよりも利根川のほうがよほど大きい。仮に東日本の方言を(八丈方言を除いて)2つに分ける線を引けと言われたらまずここだろう。
学問的にもここで音韻体系がガラッと変わるし、一般人の意識としても、ここではっきり変わるのは誰の耳にも明らか。
8
:
名無しさん
:2010/11/28(日) 01:45:19
>>6
まったく同意。
9
:
名無しさん
:2010/11/28(日) 11:13:02
>>6
「入り渡り母音」じゃなくて「入り渡り鼻音」では?
それはともかく、水戸や宇都宮では、語中カ行は有声化してガ行になるのに対し、語中ガ行は鼻濁音化していてカ゜行になるので区別がある。
しかし、語中タ行は有声化してダ行になり、語中ダ行は鼻音化せずダ行のままなので、音声的実現としては区別が怪しくなる。
ただし、ある程度上の年代だと、有声化が完全ではなく、語中カ行やタ行は有声化しないことも、中途半端に有声化することもある。
一方、元々の濁音は有声音のまま。話者によって、語中タ行とダ行を混同している場合もしていない場合もあるようだ。
若い世代のほうが有声化が完全になり、タ行とダ行の混同の問題は一層激しくなっている。
10
:
名無しさん
:2010/11/30(火) 17:13:22
なら東関東は最初から東北方言に入れたら良いんじゃね
11
:
名無しさん
:2010/11/30(火) 17:46:37
>>10
東関東方言は学問上の「東北方言」、一般にいう「東北弁」に入れるべきだ。これは疑いようがない。
ただ、残りの西関東方言だけを指して「関東方言」「関東弁」と称するべきかというと、
やはり関東地方が「東関東方言」と「西関東方言」に大きく二分される以上、残り半分だけを「関東」と称するのには違和感が残る。
東関東方言の地域は面積でいうと関東地方の約4割を占める。無視できる面積ではない。
12
:
名無しさん
:2010/12/01(水) 01:27:39
あんまり用語論を突き詰めても果実はないけどね。
議論の本質にはなりえないし。
それぞれの上位方言区画をどう設定するかの議論はあるにしても、西関東方言、東関東方言の区分で問題はないし、わざわざ「西関東で主に話されているあの方言」のことを「関東方言」と呼ぶ必要はない。
でも、そういう用語を使う流派がいるなら、それはそれでいいと思う。
一番問題なのは、方言区画の概念すら理解していない人達で、そういう人達は同じ土俵に立ってもらうところから始める必要があるけど。
13
:
名無しさん
:2010/12/01(水) 18:28:44
>>11
>>12
ただ、利根川ラインを根拠に東関東を東北方言に完全に編入してしまうと、
今度は西関東と東海東山との共通点が大きく浮かび上がってしまうんだよなあ。
「音韻が違いすぎる以上、語彙文法の共通性(これは北海道方言まで共通)は脇に追いやってよい」
ということなので、「だったら、東海東山越後と同区画じゃね?」ということになる。
だがさすがにこれは言いすぎで、箱根・碓氷(甲州では甲府盆地の東まで)というのは、
語彙・文法上の違いについては、かなりはっきりした境界線として存在する。
関東方言という区画には「箱根の等語線の束を無視しない」という意義が存在するのだろう。
つまり、西関東というのは、音韻は東海東山、語彙は関東東北という、どっちつかずの遷移地帯ということ。
これはギア方言と、見掛けの上では大変よく似たポジションだが(生成過程は全く違う)
ギアは東海東山に入れてしまうのに、西関東は独立させるのは、単に東京が首都だからだろう。
14
:
名無しさん
:2010/12/02(木) 14:34:53
問題なのは「関西弁」に対応する馴染みやすい呼称がないことだ。
15
:
名無しさん
:2010/12/02(木) 23:58:12
「関西弁」が何を指しているのかにもよるが、
比較的若い世代で、近畿中心部の京阪神やその近郊の大津、奈良などで成立し使われている、
いわゆる「京阪神新方言」を指すなら話は簡単だ。
近畿地方のそれに対応する関東地方のものは、東京とその近郊の首都圏で用いられる「首都圏方言」であり、
馴染みやすい通称は「東京弁」でよい。
「関西弁」と「東京弁」では非対称で対応しないじゃないかと思うかもしれないが、
これは近畿と関東の
方言事情の違いが関わっている。
近畿圏は、京都、大阪、神戸という3つの都市圏による多極的な構造であり、
方言上もこれら3都市の方言がそれぞれ求心力を持つ。
「関西弁」は「京都弁」「大阪弁」「神戸弁」を始めとする複数の方言の総称で、
各地の若者の新方言においても、伝統的方言の差がある程度受け継がれている。
一方、首都圏は東京への極端なほどの一極集中が特徴で、他の都市は東京の衛星都市だ。
そしてそれは方言にも現れていて、若い世代では伝統的方言が完全に滅び、
東京と同じ新方言に塗り替えられてしまっている。
ここでは、「関東弁」は「東京弁」「埼玉弁」「千葉弁」などの総称…などと考える必要はない。
「東京弁」が埼玉でも千葉でも話されていると考えていい。
在来の伝統的方言としての近畿方言や西関東方言を考える場合にはこれでは問題が生じるが、
関西の人が「だんべー」を使うような在来西関東方言に触れる機会はめったにないだろう。
「じゃん」を使うような首都圏新方言なら、「東京弁」でよい。
伝統的東京方言には、「江戸弁」というよい呼び方もある。
16
:
名無しさん
:2010/12/06(月) 13:38:35
>>15
>使われている、いわゆる
ここの読点は不要だろ。まして改行されてるから尚更不要だ。
ミス・花子の「河内のオッサンの歌」が流行った当時
河内のオッサン等は「あれは河内弁やない。奈良弁や。」と言ってました。
17
:
名無しさん
:2010/12/06(月) 16:59:27
千葉の若い子も、たまに「べ」とか言うと言っていた。そうすると、東京弁ではないのでは…?
神奈川は通常の会話でも東京より「ai→e:」率が高いし
18
:
名無しさん
:2010/12/06(月) 21:07:12
日頃関東弁に接してない関西人には
西関東も東関東も関東弁で構わへんで。
どっちかというと東関東弁のほうが田舎臭いんかなー。
19
:
名無しさん
:2010/12/06(月) 23:08:15
>>18
そういうよく知らない人の大雑把な印象に基づく呼び方だったら、
なおのこと「西関東方言」が「関東弁」で、「東関東方言」が「東北弁」でいいと思うけど。
むしろ、他地方の人に想像されている「東北弁」は東関東方言に近い。特に茨城あたり。
無アクセントで尻上がりイントネーションを持ち、「〜だっぺ」を使うなどの特徴は東関東方言によく合う。
「この言葉は茨城・栃木の方言だ」という事前知識がない限り、茨城や栃木の方言を関西の人が聞かされて、
「これは関東弁だ」と思うとは思えない。
東関東方言と西関東方言を「関東弁」だと思って、南奥羽方言と北奥羽方言を「東北弁」だと思うなんて有り得ないだろう。
福島・茨城・栃木あたりの方言なんて、地元民以外が聞き分けるのは至難の業だぞ。
茨城、栃木(足利除く)までが「東北弁」で、それ以外が「関東弁」としたほうがまだだいぶ現実には近い。
20
:
名無しさん
:2010/12/06(月) 23:11:19
>>17
「べ」を使うなどの西関東方言の特徴が残ってれば、「東京弁」と呼ぶのは確かにはばかられる。
その場合、他地方の人が便宜的に「関東弁」と呼ぶのもやむを得ない場合があるかもしれない。
「じゃん」を使っているような首都圏方言の場合、わざわざ「関東弁」と呼ぶ必要はなく、「東京弁」でいいだろう。
アイ→エーの率などは、地域差よりも個人差・階層差のほうが大きい。たとえば男女差や、目上相手か目下相手かなどの差が大きい。
21
:
名無しさん
:2010/12/07(火) 01:30:24
>>20
それは首都圏方言の語彙に、「べ」が個別的に加わっただけだ。
「めっちゃ」を使う今の池袋の若年層は、「関西弁を使っている」とは言えないのと同じ。
そもそも「中居語(SMAPの中居が何故か好んで使うから)」の「べ」は、
そもそも西関東方言の用法をまるで引き継いでいない。
「そうだんべ」「良かんべ」などのような正確な活用が全くできず、
ただ終止形に、取ってつけたように「べ」を貼り付けるだけ。
時には推量の意味さえ忘れられてしまい、「よ」の意味でつかわれることさえある。
逆に、首都圏方言を話せる話者であっても、
きちんと西関東方言を話せる話者は、「中居語の『べ』」は嫌って使わない(当たり前だが)
22
:
名無しさん
:2010/12/07(火) 20:50:07
>>21
確かに、首都圏方言の中にアクセントとして散りばめられた各地の方言の要素って感じがするな。
若者の首都圏方言の中に各地の方言が取り入れられている現象は方言学でも取り上げられている。
関西のものはもちろん多いが、他にも各地の方言が入っている。「べ」もその類だろう。
「そうだべ」「いいべ」などの例から見ても、西関東方言ではなく東北方言から持ってきた感じだ。
23
:
名無しさん
:2010/12/15(水) 19:50:06
「東海弁」「中部弁」という表現が意味不明だし、理屈抜きの気持ち悪さもあるのと同じ。
方言的に一体感のない地名に無理やり「〜弁」と付けても無意味。
「関西」は、「近畿」全体ではなく、その中心部・主要部を指す用法があるからこそ、「関西弁」という表現が生きてくる。
この用法の場合、丹後・但馬といった中国方言の地域、尾鷲や十津川といった十津川・熊野方言の地域は含まれにくい。
「関東」の場合、少なくとも当の関東地方には、一都六県を指す用法しかない。
ただ、少なくとも京阪神では、「関西」と同じく、関東地方の主要部を指す用法があるようだ。
この場合、茨城や栃木といった東関東方言の地域は「関東」に含まれないことになる。
そういう人にとっては「関東弁」という表現も違和感がないんだろう。
24
:
名無しさん
:2010/12/16(木) 21:09:04
>>23
なんだか物凄く現状認識がズレているような気がする。
>「関東」の場合、少なくとも当の関東地方には、一都六県を指す用法しかない。
>ただ、少なくとも京阪神では、「関西」と同じく、関東地方の主要部を指す用法があるようだ。
この現状認識が、かなりダウトであるように思う。ここに関東&関西をめぐる、もう一つの問題がある。広い/狭いの問題では無い。
それは、西日本の人にとって、「関東」とは、「不破(関ヶ原)より東の地方である」ということ。
これは律令政府、もっと言えば壬申の乱に遡る古代以来の概念で、今の行政区画よりよほど古い概念だ。
つまり、静岡どころか名古屋さえも「関東」になる。
そして、アクセントや音韻が東京に近い東海東山方言の区域の多くは、近年首都圏方言の浸透が極めて著しいため、
西関東・東海東山越後に広まった首都圏方言およびその類似新方言を『由緒正しく』関東弁と呼んで違和感がないことになる。
他方、「関東地方」の住民にとっては、全く逆の感覚がある。
関東平野以北の住民にとって、「関西」とは、「箱根関より西の地方」のことであるという感覚がある。
これまた、鎌倉幕府以来のそれなりの歴史のある考え方だ。近代の日本政府の行政区画より古い。
実際、生まれも育ちも関東以北の住民は、「静岡は関西である」と言って違和感がない人がかなりいる。
そして、東日本出身者は、方言を聞き分けるにあたって、アクセントを重視しない。専ら語彙文法と音韻をメルクマールにする。
「ん」「へん」を使えば関西弁と言い切る人すらかなりいる。さらに極端に、
無声化が少なく母音が明確でアクセントがはっきりしていることを捉えて、静岡弁を「関西弁の一種だ」と言う人すらいる。
25
:
名無しさん
:2010/12/18(土) 01:47:18
>>18
情報操作の為にカンサイジンにナリキリレス乙^^
>>19
うん
それでいい
26
:
名無しさん
:2010/12/18(土) 18:26:39
>>25
なんで情報操作やと思うねん。
頭可笑しいんちゃう?
27
:
名無しさん
:2010/12/20(月) 22:25:30
>>19
は、地理的に逆方向がおかしい。
「関西人」が、西関東方言を正確に切り分けて「カントーベン」と呼称することは不可能。
近畿中部住民が(東京方言含む広義の)西関東方言とナヤシ方言を聞き分けられるわけがないのだ。
実は、「カントーベン」の中には、長野方言や静岡方言が、伝統方言であっても問題なく含まれてしまう。
東海道沿いなら、愛知県西三河方言くらいまでは確実に「カントーベン」だろう。
京阪アクセント話者は、複雑なアクセント知覚を駆使して方言を判別する。だが細かい発音で区別することは苦手だ。
東北住民だと、母音の微妙な音色や、子音無声化の微妙な強弱を使って、方言を判定する傾向がある。
28
:
名無しさん
:2010/12/25(土) 07:04:17
もう呼称が無いのいい加減にしてくれ
関東弁と言えばいちいちうざい反応されてめんどくさいし、だからって標準語なんて言って間違った概念を助長させるのは嫌だし不便すぎる
どうにかしてくれ
29
:
名無しさん
:2010/12/25(土) 19:53:37
>>28
だから、日常用語では「東京弁」、専門呼称としては「首都圏方言」でいいと、
何度も何度も提案されているだろうに。
それに対してブツブツ非合理な文句を垂れて「カントー弁」に固執するほうがおかしい。
おまえら、「トーキョー」「シュトケン」という言葉を聞くと、
「ワシらこそ選ばれし畿内の民のはずなのに、東夷(アズマエビス)が「キョー(京)」やら「シュト(首都)」やら、不快極まりない」と
単に感情的に虫唾が走るだけなんだろ?と思ってしまう。
30
:
名無しさん
:2010/12/25(土) 22:08:27
>>29
「東京弁」でええ思うけど、「俺横浜だし。東京じゃねーし」みたいに反応されることがあるねんて。
31
:
名無しさん
:2010/12/25(土) 22:11:53
あと、「東京弁」に下町言葉のイメージを持ってる人も少なくないしな。
現代の首都圏の口語を幅広く指し示すにはちょっと難がある。
32
:
名無しさん
:2010/12/25(土) 22:33:50
いわゆる「関西」の地域なら、地元民の間でも、「京都弁」、「大阪弁」、「神戸弁」などを幅広く指し示す表現として「関西弁」が普通に使われているけど、
いわゆる「関東」あるいは「首都圏」の地域に、それにあたるものは(少なくとも地元民の間には)ないように思う。
33
:
名無しさん
:2010/12/26(日) 05:42:58
そもそも日本で一番地元民の方言意識が希薄な地域だからな。
何の疑いも無く自分は標準語を話していると思っている人も多い。
34
:
名無しさん
:2010/12/26(日) 15:25:30
>>30
「俺の言葉は横浜弁ジャーン」なんて言っている奴は、間違いなく何も分かっていないから、
「お前の話しているのは100%東京弁なわけだが」と言って啓発してやれば問題ない。
本当は、首都圏方言内部で、神奈川に強い要素というのは僅かに存在するが、
「横浜弁ジャーン」なんて言っている奴が理解しているはずがないので、無視すれば良い。
>>31
東京弁と聞いて、古い山手言葉のイメージをする人がいるのは否定できないが、
下町言葉をイメージする人は少ないんじゃないのかね。普通は江戸弁という。
江戸弁というと、下町言葉になる。山手言葉を「江戸弁」というのには若干躊躇を覚える。
35
:
名無しさん
:2010/12/26(日) 15:40:33
「俺の話してるのは横浜弁じゃん?」っていうのも奇妙な話だな。
「じゃん」が横浜に入ったのが戦中頃、盛んに使われるようになったのは1950年代になってからで、
横浜の言葉としても「じゃん」は新参の外来要素に過ぎない。年寄りだったら使われていなかった時代を覚えているぐらいのレベル。
「横浜弁」として「じゃん」が有名なのは、単に東京に入ってきた「じゃん」が直前に来た方向が横浜からだったから。
そんなものが、「横浜弁」の代表として出てきて、それ以外が全く出てこないこと自体、本来の横浜方言がいかに忘れ去られ壊滅しているかを表している。
あれだけ転入者が多ければある意味当然だけどな。
横浜に限らず、関東地方は他地域からの転入者があまりに多く、人口移動が激しすぎて伝統方言がめちゃめちゃになっている。
若い世代では、東京都市圏が言語的にほとんど均一化されてしまっている。
37
:
名無しさん
:2010/12/28(火) 22:54:09
で、その「じゃん」は何処から横濱、東京に入ったの?
38
:
名無しさん
:2010/12/28(火) 23:11:37
>>37
各地で使われる年齢層の上限の調査と、老人の証言から、
愛知県と静岡県の県境付近で明治末期頃に発生したことが分かっている。
明治40年代に浜松の女工が使っていたという記録がある。
1910年代には三河・遠州での仕様が確認できる。
愛知県東部では、三河弁の特徴として「じゃん・だら・りん」がよく挙げられるほどだ。
これが東進したものが横浜を経由して東京に入ったというのが有力な説。
山梨にも似た「じゃん」があり、明治末期からの記録が確認できるが、
こちらには「行こうじゃん」のような形で勧誘を表す用法があり使い方が違うことや、
東京の「じゃん」が横浜から来たと意識されていることからして、東京の「じゃん」に直接繋がらない可能性が高い。
39
:
名無しさん
:2012/03/14(水) 14:02:55
方言の問題点がよくわかりません
誰か、詳しく教えてくれ(´・ω・`)
40
:
名無しさん
:2012/03/20(火) 02:37:48
??
42
:
名無しさん
:2025/05/03(土) 16:59:56
「関東弁などと一個には括れない! もちろん東京弁だなんて、こっちとそっちで大きな大きな大きな違いが存在するのだからそんな分類は不可能!
関西弁? 大阪弁? そんなもん、四国から岡山広島までみんな一緒じゃね?」
外集団同質性バイアス
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%96%E9%9B%86%E5%9B%A3%E5%90%8C%E8%B3%AA%E6%80%A7%E3%83%90%E3%82%A4%E3%82%A2%E3%82%B9
43
:
名無しさん
:2025/05/04(日) 19:14:39
人権思想や動物愛護を外集団同質性バイアスだとする説は何故か無いな
周圏論からするとむしろ都市部の言語的革新勢力による内ゲバそのものなのではないか?
44
:
名無しさん
:2025/05/04(日) 23:12:02
実隆公記
京ニ筑紫へ、坂東サ、
格助詞「サ」等を称して「境談アリ」としている。
郷談をわざわざ「境」談とするのだから坂東声の境界を認識していたのだろう。
北関東に残り九州にも痕跡があるといわれるのだが、
現在では何故か東北(つまり白河の関以北)と認知されている、吉幾三の影響か?
岩手出身の啄木が、ふるさとの訛なつかし停車場の人ごみの中「に」そを聴きにゆく
としているのは注目すべきだ。
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