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方言区画論

14名無しさん:2010/12/09(木) 00:29:24
ここ数百年の時間スケールで、かつては北陸方言も今より裏日本式音韻(イ・ウ段の中舌性など)の傾向が強かったという可能性自体はあると思う。
その傾向が近畿などの影響を受けて弱まったという可能性もあるとは思う。確かなことは言えないけど。
ただ、それを日本祖語の時代にまで延長して、縄文語と弥生語なるものに結びつけようとするのは明らかにトンデモだけど。

裏日本式音韻は明らかに後世のもので、それもここ500年ぐらいの比較的新しい時代に広まっていったように思える。
確かに東北でも出雲でも無視できない一致が見られ、一見すると古い時代の発音傾向の名残にも見えるが、
冷静に音韻としての性質を見ると「調音の緩み」で一貫して説明できそうだ。

元々のイとウは母音三角形の隅にある母音で、調音上の緊張を伴うから、これが緩むとイとウが中舌的になって互いに近づく。
それに伴って摩擦・破擦音子音(s, c, z)ではイ段とウ段の対立が中和する。
またイが中舌になったのに伴いエが狭母音に近づき、母音単独では対立が中和する。
いずれも発音を楽にしようとする志向で説明でき、同時多発的に各地で発生しても不思議ではない。
現に、琉球方言、特に宮古・八重山方言では、東北方言とよく似た変化をより極端に起こしたように見える。


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