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京都弁・京言葉・京都方言

23名無しさん:2010/10/31(日) 01:43:48
>>22
俺自身は、「やん」については、「否定助動詞の形態素が-aNになった」
つまり、「れる/られる、せる/させる、ん/やん」が同列の活用をするようになった
とむしろ考えているんだけどね。
「う、よう」については既に実質的に母音短縮が起きて「行こ/食べよ」という活用形が発生している。
これで、未然形接続する助動詞は、「ん」「れる・られる」「せる・させる」だけとなり、
一段動詞で動詞語尾に母音-aを要求しない助動詞は「ん」だけになった。
ここで、「ん」についても一段動詞で-CaNという形を要求すれば、
未然形接続の全助動詞について-a-を要求する「れる/られる形」となり、
未然形とは-a-を挟む形であるとして、文法がきれいに統一される。
文法の統一という点では、「ん」を冗長に伸ばすために先に生まれた「へん」について
「連用形+はせぬ」から「へん」に至った通時変化は、
文法的整理としては最悪のものに近く(そもそもどんな活用形に接続するのか意味不明になっている)
その弊害は京都と大阪の間でさえよく現れているから、回避されたのだろう。
あとは、介在する子音Cを何にするかだが、
トルコ語などの介在子音の選択と同じように、地味な半母音が選ばれて/j/が選ばれたのだろう。
(まあ、本来なら/n/が選ばれて「なん」となりそうなものだが、なぜ「なん」ではなく「やん」だったのだろうな?)


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