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【山の手方言】 東京方言・東京弁・江戸弁 【下町方言】

2名無しさん:2010/09/17(金) 10:15:32
*下町方言では、「ヒ」が「シ」になる。また、「シュ」「ジュ」が「シ」「ジ」になる。
「潮干狩り」が「シオシガリ」、「日比谷」が「シビヤ」、「手術」が「シジツ」、「新宿」が「シンジク」のように発音される。
「ヒ」が「シ」になるという意識が強いため、それを治そうとして過剰修正してしまい「ヒオヒガリ」のように言ってしまうこともある。
山の手方言では少ない。標準語では混同しない。現在の首都圏方言にもほぼ見られない。ただし「シジツ」などは稀にある。

*連母音の融合が起こる。「アイ」「アエ」「イエ」「オイ」が「エー」、「ウイ」が「イー」になる。
例えば「大工」を「デーク」、「大概」を「テーゲー」、「わからない」を「ワカンネー」、「教えて」を「オセーテ」、
「帰る」を「ケール」、「太い」を「フテー」、「暑い」を「アチー」などという。
下町方言ではかなり激しい。山の手方言ではかなり少ない。標準語では融合しない。
首都圏方言では形容詞のイ語尾と語幹はよく融合するが、名詞や動詞などの融合は衰退している。

*「すれば」「聞けば」を「スリャー」「キキャー」という。下町方言が典型的。山の手方言にはあまりない。
標準語では恐らく認められない。首都圏方言では今でも聞かれる。

*「お父さん」「貫一さん」「ごちそうさま」などが「オトッツァン」「カンイッツァン」「ゴッツォーサン」のようになる。
下町方言に見られた。山の手方言、標準語、首都圏方言には見られない。

*「分からない」を「ワカンネー」や「ワカンナイ」、「見るな」を「ミンナ」、「やるのか」を「ヤンノカ」、
「知れない」を「シンナイ」というように、ラ行音の撥音化が起こる。
下町方言では激しい。山の手方言にもあるか。標準語では認められないが、首都圏方言でもかなり激しい。


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