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「谷口雅春先生を学ぶ会」を語る会1

774名無しさん:2012/03/30(金) 14:52:34
 
哲学的観念論や宗教がアヘンの役割を果たすことを実に端的に示している点で、
社会のどういう種類の人間に奉仕しているかを露骨に物語っている点で、
これはたいへん興味ある教えだと思います。

戦争中も信者は随分多くて、
先生――谷口のことをこう呼ぶのですが――
は全国各地に講演して廻っていました。

「天皇は、
この宇宙の全ての『いのち』の創り主である神様の子孫、
生き神様であって、絶対に負けない。
諸君が苦しくても心を変えれば楽になるのであり、
苦しいと思わず勝つ勝つと思えば
この心が戦局を左右して勝つのである」と必勝の信念を理論付けて説いていました。

しかし戦いはますます不利になる。
内情を知っている政治家たちは、もう日本も長いことはないなと感付いた。

谷口の所にもこの連中からニュースが入っていたので、
このまま今までのように必勝の信念を唱え続けていたのでは自分も滅亡だと、
降伏の数ヵ月前この講演を止めてしまいました。

ついに降伏は実現する。

占領軍が上陸する。

そこで「生長の家」もアメリカ流に看板を塗り替えて
再出発しようということに決める。

昔出した本も天皇の所だけ取ればよかろうし、
「甘露の法雨」にはテの字も入っていないからGHQに睨まれもしなかろう
――などと幹部は相談していましたが、収まらないのは
つい先日まで谷口の「天皇絶対必勝論」を信じていた信者諸君です。

全国の信者から続々と手厳しい抗議や不信の手紙が殺到しました。

初めは谷口も言い訳のようなものを印刷して送っていましたが、
後には「君子は豹変する」とはこのことだ、不思議はない、と大いに強心臓ぶりを発揮したのですから
河内山そこのけのいい度胸でした。

『哲学入門』(S23年刊、仮説社)三浦つとむ(在野の言語学者)著  より


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