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仏教

84無名:2013/10/31(木) 03:35:41
護摩・ごまかす・護摩の灰
http://homepage2.nifty.com/koudaiji/houwa/m22/houwa229.html

 護摩は梵語ホーマの音写語で、古代インドの祭式の一つを指しました。つまり、炉で神木を焚いてこれに供物を投入するという儀式ですね。古代インド人は供物を火によって天に運んでもらい、神々に捧げようとしたわけです。

 この護摩の儀式はやがて仏教へも採り入れられ、密教で盛んに行われるようになったのです。ただし、仏教では次のように意味づけられました。即ち「火」は智慧や真理を表わし、「木」は人の煩悩や災難を表わすというのです。木を火に投ずることによって、一切の煩悩・悪業を焼き尽くす一方、息災・増益・降伏などが得られるとされました。その考えが密教を通して今日に伝わり、護摩木に願いごとを書いて焚いてもらうというあの修法となったと言えましょう。

 又、古代インドでは戸外に護摩壇を築いて木を焚いたのですが、真言密教では、本堂の本尊前に小さな炉を設置し、ここで護摩木や供物(五穀・油・香華など)を焚くこととなりました。 この護摩修法は日本でも大変な人気が出、弘法大師信仰とともに広く行われることになったんですね。
 でも中には、いかにももっともらしく修法はしているが、なんの法力も現われない無能・無資格の行者もでてまいりました。これから

護摩す

護摩かす

という言葉がでてきました。ごまかすとは、人目を欺いて不正を行うとか、相手の問いかけにまじめに答えないことを指しますね。いいかげんな修法で人をごまかすのはいけません。 又「弘法大師が焚いた護摩の灰だから、これを飲めばいかなる病も治る」などと言って押し売りし、人々から金品をとる「高野聖」もあらわれました。これから「護摩の灰」が金品をまきあげる者を指す言葉となったそうです。残念ながら、ごまかすもごまのはいも、不真面目な行者から発想されてできた言葉ですが、私たちは本来の護摩修行をして、仏天の御加護を念じることに致しましょう。


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