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仏教

78無名:2013/09/11(水) 12:17:08
釈迦仏典案内
http://www4.tokai.or.jp/kyuguan/mutoku/18%20_04shaka3.html

中国、日本に伝わった仏教が釈迦の仏教ではないという事はすでにの「般若心経は偽経」などのページで詳しく述べました。釈迦の没後に起きた大乗仏教運動でおきた事ですが、これで仏教の本質が曲げられたとは思いません。確かにその後の大乗仏教経典では当初の釈迦の意に反する経が多くありますが、これは時代の趨勢がもたらしたもので、仏教が生き残るには仏教の変質はやむを得なかった面があります。

釈迦仏典とは、存命中の釈迦の教えを中心に、現在までスリランカ、タイ、ミャンマーなどに口述で伝承され続けて来た上座部仏教の経典を指します。この経典は四、五世紀ごろに漢訳され、阿含経(あごんきょう・阿含は伝承を意味する)の名で伝わっています。
 しかしこの阿含経は中国、日本では大乗派によって無視され、その圧力によってほとんど日の目を見ることがありませんでした。

こうして知られることのなかった釈迦仏典ですが、近、現代に入って状況は変りました。まず仏教界の影響を受けないヨーロッパの東洋学者たちの間で、南インドの上座部仏教寺院に残るパーリー語の仏教経典を翻訳する意欲が高まり、1882年に「パーリー聖典協会」が発足、次々と釈迦の本物の経典が翻訳されて世に出てきました。これらの翻訳仏典は大乗仏教典がシルクロード路を経てきたため北伝といわれるのに対し「南伝」といわれます。

南伝仏典では、経の長さに応じて「長部経典」「中部経典」、それをテーマごとに纏めた「相応部経典」、「増支部経典」、それ以外の種々な経典を集めた「小部経典」という分け方がされています。これを五部といいます。
 一方の阿含経は「長阿含経」「中阿含経」「増一阿含経」「雑阿含経」で構成され、これを四阿含といいます。
 比べますと、「長」と「中」については内容はほぼ同じ、「相応部」が阿含経にはありませんが、これに対応するのが「雑阿含」で、「増支部経典」は「増一阿含」と同じとみなされています。
 「小部経典」は阿含経にはありません。中村元氏はこの小部の中の「スッタニパータ」「ダンマパダ」「ウダーナヴァルガ」に力を入れて、それぞれ独立した本を出しています(いずれも岩波書店)。 これらは釈迦仏教の中でも最も古いと見られ、しかも短い経で釈迦の心を最も直截的に知らせるものです。


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