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仏教
123
:
無名
:2017/07/16(日) 21:45:31
仏教を知るキーワード【19】密教 〜大衆の求めに応じた仏教的呪法儀礼〜
2015-09-10
http://naagita.hatenablog.com/entry/2015/09/10/090011
ブッダは密教を否定したが、人々にとって仏教は神秘に満ちた教えだった
ブッダ(釈尊)はこう述べた。「隠したほうが効果があり、あらわにすると効果がなくなるものが三つある。女性(の身体)と、バラモンたちの呪文、そして邪見だ。この三つは隠したほうが効果があり、あらわにすると効果がなくなる。」ブッダは続けてこう断言する。月と太陽と如来(ブッダ)の説いた真理と実践(法と律)は、明らかにしてこそ光輝くと。ブッダは文字通りの密教、秘教のたぐいを全否定した。
しかし仏教徒の見方は違った。成道直後に、カッサパ三兄弟を神通神変で調伏したブッダを人々は偉大なる魔術師と讃え恐れた。阿羅漢の神通力も、しばしば大衆を驚喜させた。仏教はバラモン教や沙門宗教を凌駕する霊験高い教えとしてインド社会に受容された。
実際、インド社会に仏教が浸透すると、大衆の求めに応じた僧侶らによる呪法儀礼も広く行われた。それらは西暦七世紀頃から体系化され、密教、金剛乗と呼ばれるまでに発展した。大日経、金剛頂経などの密教経典で、説法するのはもっぱら真理を人格化(仏格化)した法身仏たる大日如来だ。密教では、ブッダ(釈尊)は「大日如来が衆生の機根にあわせて現れた応身仏」として曼荼羅の末端に追いやられた。
曼荼羅を作り、火や水を用いた特殊な儀式(護摩や灌頂)を行う神秘的な儀礼が注目される密教だが、手に印契を結び、口に真言を唱え、意を禅定状態に高める三密行法は、伝統仏教の禅定修行を踏まえたものと言える。仏教史的に見れば、密教は従来の初期仏教、大乗仏教の思想体系を統合する教えでもあった。いわゆるチベット密教とはインド仏教の博物館というべき「総合仏教」だし、日本の真言宗も日本仏教各宗のなかでインド仏教の姿をもっとも忠実に保存している。
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