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ブレーヴハート〜永遠の2分23秒〜
133
:
大塚さん
:2016/08/18(木) 18:27:56
吉田沙保里「相手のケガ」を攻めるのは卑怯なのか?
今回は、勝負に対する私の考え方をまとめてみました。
勝負に優しさは邪魔
戦い方にはその人の性格が如実に出ます。
普段おっとりしている選手は、スピードや瞬発力が欠けた戦い方になるので、試合でもなかなか勝てません。
練習で相手が壁にぶつかるのを気づかって、つい力を抜いてしまう心優しい選手は、試合でもせっかく攻めているのに詰めが甘くて簡単にバックに回られ、ポイントを奪われます。
だから、そういう性格だとなかなか強くなれないのです。
じゃあ、強い選手に共通の性格は何かというと、これは例外なく負けず嫌い。
たとえば、女子69キロ級リオデジャネイロ・オリンピック代表の土性沙羅選手。彼女は道場でスパーリングするときも、実戦さながらの気合で向かっていくので、相手を壁に叩きつけるなんて日常茶飯事。たとえそれが先輩であっても、まったく遠慮しません。
それぐらい強い気持ちの持ち主じゃないと強くなれないし、世界では戦えないのです。
レスリングというのは格闘技ですから、やっつけにいかなければ反対にやられてしまいます。だから、どんなときも絶対に勝つんだという強い気持ちをもち続けなければなりません。それ以外の遠慮や優しさは、マットの上では必要ない、というか、はっきりいって邪魔なだけです。
私もものすごい負けず嫌いですよ。日常生活でも負けるのはイヤ。たとえじゃんけんだって負けたら「クソ―、もう一回」って勝つまでやります。勝負事は絶対に勝たないと気がすまないんです。
練習中はもちろんのこと、試合になるとより一層アドレナリンが出まくります。
とくにそれが顕著なのが、外国人のかわいい選手と戦うとき。いるんですよ、海外にはときどき、美形で手足が長くてスタイルのいい、モデルみたいな選手が。そういうときは燃えますね。「よし、ブン投げてやる!」ですよ。
私、本当に自分が女でよかったと思っています。男だったらきっと、試合で何人か相手を殺してますね。
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