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音楽スレ(2021~ )
492
:
korou
:2023/12/10(日) 13:14:47
〇ベートーヴェン「交響曲第9番」
フルトヴェングラー&バイロイト祝祭管他で聴く。
定番中の定番、というか人類の奇蹟のような演奏。
もっとも、ベートーヴェンの音楽が持つデモーニッシュな部分について
もはや聴く側のほうでそれを受容する能力が衰えてしまった時代にあって
この演奏が永遠に不滅かどうかは
別問題。
その観点でいえば、この演奏は
ベートーヴェンが最後にたどり着いた地点をほぼ無視して
その後のワーグナー的ロマン派解釈を最大限極めた極限という性格をもつ
と言えるだろう。
第1楽章は、ベートーヴェンの書いた楽譜のリズムよりも
ハーモニー、メロディ、楽曲構成から醸し出される「戦い」のイメージを優先した表現になっている。
それでも、展開部のフーガの処理が絶妙なので
後半部分は、楽譜にあるリズムを超越した”最も音楽の深い部分に根差すリズム”が聴こえてくるようで
前半部分のリズムを無視した重たさ、硬直さと好対照となっているのはさすが。
いかにも音楽が宇宙の底から動き出したという感動を覚えるわけだ。
しかし、第2楽章はどうにもならない凡庸に終わっている。
オケが超優秀なので、トリオの部分の美しさは絶品だが
それ以外は、この楽章が現実のものにしているはずの抜群のリズム感が
すべて消えている演奏といえる。
フルトヴェングラーの音楽観では
この楽章から最大限の音楽を引き出すことは不可能なのだ。
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