したらばTOP ■掲示板に戻る■ 全部 1-100 最新50 | |

音楽スレ(2021~ )

491korou:2023/12/08(金) 11:32:14
〇ベートーヴェン「交響曲第9番」

前回推薦盤のヨッフム&バイエルン放送響の演奏を再確認。
やはり溌溂とした演奏だった。
前回試聴の時は、オケもさることながら終楽章での合唱団などの勢いを強く感じたのだが
今回は、やはりこの演奏の中心は
壮年期のヨッフムと、開設間もないバイエルン放送響のメンバーが
それぞれに熱気あふれる解釈、演奏を展開してこその
快演ではないかと強く感じた。

第3楽章まではその勢いと熱気ですべて運んだという印象。
楽想のニュアンスを細部まで徹底して深めていくといった演奏ではなく
ひたすら、この曲を一気に感動シーンまでもっていきたい、
そしてそれは弾いている自分たちも感動している、戦後まもないこの時期に再び演奏できる喜びといったものが
音の端々から溢れ出ているような演奏なのだ。
ゆえにフリッチャイ&BPOの演奏と比較して
何度も味わえるかといえば、そういう類のものではないことは明らか。
第3楽章までだったら、フリッチャイのほうを聴くべきかもしれない。

しかし、終楽章の燃焼度は、もはや他の演奏とは比較し難いほどだ、
特に、初めてあの歓喜の主題が現れて次第に盛り上がっていく箇所では
指揮者とオケが必死になって音楽を創造していく気持ちが
痛いほど伝わってきて、思わず感動してしまう。
今回は、独唱、合唱ともに、前回ほどの感銘は受けなかったが
それ以上に指揮者とオケの一体感が感じられ
それに声楽がぴったりと乗っかっているように思えた。

何度も聴いて発見を新たにするような演奏ではない。
でもこの曲自体が何度も聴くようなものでもないし。
そういう意味では、十分推薦盤の価値ある演奏だと再確認。


新着レスの表示


名前: E-mail(省略可)

※書き込む際の注意事項はこちら

※画像アップローダーはこちら

(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)

掲示板管理者へ連絡 無料レンタル掲示板