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音楽スレ(2021~ )

375korou:2022/10/21(金) 14:13:45
〇ブルックナー:交響曲第5番
 クナッパーツブッシュ指揮 ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 1956年6月録音

今はブルックナーの気分でないので、なかなか正しく判断できないのだが、あえて記すと・・・
とにかくこの演奏については、VPOの響きが独特すぎて、いつ聴いても耳に馴染まない。
聴き続けると、だんだんと慣れてくるのだが、それでもブルックナーの音楽がもたらす「耳福」とは程遠い。
クナの偉大な個性である”信じ難いほど大づかみに音楽の要所をつかんで雄大な響きで感銘をもたらす”も伝わってこない。
VPOでよくある劣悪録音(再生装置の性能、響きの好みという要因もあるのだが、前者についてはどうしようもなく
後者については一層どうしようもない。あくまでも今の再生環境で自分の好みで言えばという前提で)とも違って
音そのものは明晰に聴こえるのだが、全体に痩せすぎな音質で、クナの録音ではよくある傾向なのだが
この演奏の場合、あまりにも酷い。そこから音楽の中身にまで入っていけないのだから、評価もできない。
いろいろと比較試聴してみて、上記響きの悪さについて確認はできたが
クレンペラーの演奏を最後に聴いて、その雄大な構えと響きの美しさに改めて感じ入った。
クナとは違う地点で、それに劣らぬブルックナーの真髄を突いていると思うし
録音の面ではもう比較にならない。やはりこれ(クレンペラー&フィルハーモニア管)が推薦盤になる。

〇ブルックナー:交響曲第8番ハ短調
 カール・シューリヒト指揮 ウィーンフィル 1963年12月9~12日録音

これもクセの強い録音音質なので聴き始めは冴えない感じがするが
聴き続けていくと、次第にVPOの名人芸というか抜群の巧さが伝わってきて
そうなるとシューリヒトの個性も次第次第に感じられてきて心地よい(上記クナ盤とはそこが違う)。
かつてこの演奏に心酔した頃と同様、最上の演奏に思えてきた。
今回は第1楽章だけ聴いて、次回以降残りを聴いて
この演奏に関しては評価を出すことにしよう(★9つあたりか)


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