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音楽スレ(2021~ )

372korou:2022/10/17(月) 15:22:10
(1965年の新譜から)
ベートーベン:交響曲第5番 ハ短調 作品67 「運命」
カラヤン指揮 ベルリンフィル 1962年3月9~12日録音
★★★★★★★★★☆

驚くべき「運命」である。
カラヤンにこのようなベートーヴェンが表現できるとは
思いもよらぬことだった。
やはり1960年代、それも前半の(つまりユンク氏がアップできる範囲内ということになるが)カラヤン&BPOは
厳しい音色で貫かれていて
それでいて華やかなイメージにも事欠かないという
奇跡のような演奏を実現している。
必ずしも血の通ったベートーヴェンとは言えないが
こういう血の通わない、でもそれでいてベートーヴェンそのものといった演奏も
世の中には存在するのだと思った。
フルトヴェングラーのベートヴェンとは正反対で
しかも、その両方とも立派な演奏と言える。
もはや、この演奏の価値は聴く側の姿勢に委ねられているとも言え
その反対に、聴く側の姿勢など関係なく偉大な演奏とも言える。
かくも音楽表現とは、このように複雑でかつ奥深い。


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