したらばTOP ■掲示板に戻る■ 全部 1-100 最新50 | |

音楽スレ(2021~ )

248korou:2022/05/13(金) 14:47:23
(1959年の新譜から)
ブルックナー「交響曲第8番」(カラヤン&BPO、1957年5月)
★★★★★★★★★★

何とも美しいブルックナーで
他の指揮者とオケでは絶対に出せない不思議なブルックナーとなっている。
精神的な深み、高揚などとは無縁で
音の表面だけを磨き抜いているだけなのに
ブルックナーの音楽の崇高さを感じさせる点で
空前絶後といってよい。
これが未完成な部分を含んだ楽曲であれば
ここまで成功しなかったと思うのだが
さすがに「第8」はこういうアプローチでの達成を可能にする完成度を
備えているわけで
これはカラヤンの初期の音楽表現の究極の達成点ではないだろうか。
ここから後のカラヤンは
これほどの突き詰めた表現をしなくなり
やや力任せに造型を深めていく60年代を経て
流麗一点張りの70年代、枯れたゲルマン美の80年代と進んでいくのである。
これは★満点をつけざるを得ない。


新着レスの表示


名前: E-mail(省略可)

※書き込む際の注意事項はこちら

※画像アップローダーはこちら

(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)

掲示板管理者へ連絡 無料レンタル掲示板