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音楽スレ(2021~ )
228
:
korou
:2022/04/14(木) 11:06:16
(1956年の新譜から)
チャイコフスキー「交響曲第6番」(ムラヴィンスキー&レニングラード・フィル、1956年6月録音)
★★★★★★★☆☆☆
このところ立て続けに聴いているチャイコフスキーで
ついに本家、真打ちの登場である。
音質はクリアで、やや音の広がりが少ないようにも思えるが
もはやモノかステレオとかでどうのこうのというレベルではなく
十分にムラヴィンスキーの意図が窺える良質な音だ。
第1楽章、第4楽章の最初の数分あたりは
ムラヴィンスキーの指揮でないと味わえない濃厚なロシアの風味が感じられ
そのへんを聴いた直後は凄い名演と思わせるが
全体を通して聴いた感想としては
思ったよりは「悲愴」の核心に迫り切れていない
もどかしい演奏に思えた。
ムラヴィンスキーと「悲愴」の相性は決して良くないということを
再認識させられた。
再三聴いた、この4年後のステレオ録音の演奏と
解釈としては同一ではないかと思われる(少しだけ比較の意味で聴いた結果)。
★7つが妥当だろう。
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