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音楽スレ(2021~ )

225korou:2022/04/06(水) 18:05:01
(1956年の新譜から)
チャイコフスキー「交響曲第5番」(ケンペン&AC管、1951年12月録音)
★★★★★★★★☆☆

1951年の録音にしては
オケの底力が存分に感じられる、ある意味凄絶な音質になっていて
ケンペンの優れた個性である剛直さがストレートに伝わってくる。
チャイコフスキーの交響曲にそういうものが必要かと問われると
その通りと答えたい。
この演奏にはロシア的な土俗性などは皆無だが
それ以外に必要なものはすべて備わっていると言ってよいだろう。
金管の咆哮、緩急自在で見事なアンサンブルを示す弦楽器群、緩急自在な指揮に対応できる高い能力、
それらをすべて備えることは容易ではないが
この時期のアムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団には
それが可能だったのである。
聴き始めに感じるロシア音楽らしい個性の希薄さと
やはりこれだけの合奏はステレオで聴きたかったという思いで
★8つとしたが
ひょっとしたら、最新ステレオの録音であれば★満点だったかもしれない。


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