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音楽スレ(2021~ )

215korou:2022/03/27(日) 12:40:29
(1956年の新譜から)
メンデルスゾーン「交響曲第4番”イタリア”」(トスカニーニ&NBC響、1954年2月26〜28日録音)
★★★★★★★★☆☆

順番からいけばマーラー「大地の歌(ワルター&VPO、フェリアー他)」なのだが
この名盤チェックでは、こういう歌曲風交響曲はスルーすることにしたので
今回は、その次のトスカニーニの名盤を鑑賞ということになった。
随分前にユンク君を知ったばかりの頃に
あまり様子も分からず、トスカニーニのレコードのざらざらした残響の少ない酷い録音だけを記憶に
恐る恐る名盤という噂だけで聴いてみたところ
あまりの音質の良さに驚くと同時に
あまり聴いたことの曲のはずなのに一気に聴けたので
感動した鮮烈な記憶が残っていた。
それで、2年前に名曲チェックのときに再度聴いてみたところ
その感動はどこへやら何も心に残らなかったことに唖然としたのは
まだ記憶に新しい(結局、ナクソスでペーター・マークの演奏をベストとした)。
今回が3度目の鑑賞、さすがにトスカニーニの録音についての知識も増えたので
初回の感動、2回目の感動空振りについて
ある程度、自分で自分に説明できるくらいにはなった。
トスカニーニの晩年の録音の音質をかなり聴き込んできたので
この演奏の音質については納得できるし、かつて聴いた酷い録音との比較もできる。
その上でこの演奏の中身を聴き込んでみると
やはり名演と言わざるを得ないのだが
そこにブラームス「第3」のときにも感じたある種の諦念のようなものも付け加わってくる。
それはそれで美しいニュアンスに富んだものなのだが
この曲のベストの演奏にそれが混じると、やや評価を下げざるを得ない。
よって、今回は★8つとした次第。


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