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音楽スレ(2021~ )

193korou:2022/03/13(日) 18:04:44
(1955年の新譜から)
シベリウス「交響曲第4番」(カラヤン&フィルハーモニア管、1953年7月録音)
★★★★★★★★★☆

再びカラヤン&フィルハーモニア管によるシベリウスの交響曲を聴く。
前回の第5番と比べて、この第4番はシリアスで内省的で精緻な出来だ。
そんな難解とも言えるこの曲を
それもほぼ初めて聴く自分のようなものにとって
これほど分かりやすく聴かせてくれるカラヤンという指揮者は
本当に大したものだと思う。
カラヤンはこの曲について1953年盤以降も、BPOで再三録音を重ねていて
特に1960年代のそれはこの曲の決定盤とも言える存在らしいが
この演奏もそれに負けず劣らず素晴らしいのではないかと思う(後日、機会があれば、ナクソスにあれば聴いてみたいところ)。
第5番と違って、初めて聴く曲であるにもかかわらず
さらにモノラル録音であるにもかかわらず
★9つとしたのは
直感的にもこれは類稀な名演であると認識できたからである。
ショスタコーヴィチの「第5番」のフィンランド版というか
個人的に「死」のようなものを直感せざるを得なくなった場合
その心理状態を音楽にしたら、その最上の部分はこういう音楽ではないか
という風に思えるのである。


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