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音楽スレ(2021~ )

166korou:2022/02/27(日) 17:11:13
(1954年の新譜から)
ベート―ヴェン「交響曲第5番」(ベーム&BPO、1953年3月23日〜25日録音)
★★★★★★★☆☆☆

立派な演奏であることは間違いない。
しかし、聴いていて眠くなるのも事実。
立派過ぎてついていけないという感じもあるし
もう少し何とかやりようはあるだろうという不満も残る。
でも、どういうのがいいのかとなると
この演奏にさらにプラスするものが存在するのかといえば
すぐには思いつけない。
基本、立派な演奏なのだから
下手に批評すると無意味な見解になってしまう。
この時期のBPOには
どことなくフルトヴェングラー時代の凄みを連想させる音色があり
それが壮年期のベームの堂々たる指揮ぶりと相俟って
実に堅固な音楽となっているのだが
あまりに曲の本質をとらえすぎていて
かえって細部の美しさとか
ベートーヴェンの音楽の別の本質かもしれないユーモア、軽妙さなどが
全部消されているかのような演奏に聴こえるのである。
ここにないものがワルター&コロンビア響の演奏にはあるわけだ。
というわけで、★7つの標準的な評価となった次第。


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