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音楽スレ(2021~ )

118korou:2021/10/20(水) 15:52:50
ベートーヴェン「第9」再チェック、続き。

フリッチャイ&BPO。
シリアスな響きはいかにもベートーヴェンらしいのだが
どういうわけか健康的な響きにも聴こえ、その点で堂々としていながら妙に残念なオイストラフのヴァイオリンと
よく似ている。
もう少し晩年に近いフリッチャイなら、もっとできたはず。

カラヤン&BPO。
以前のフィルハーモニア管との演奏と比べると雲泥の差で、冒頭から見事な不穏感を醸し出す。
その直後のフォルテの響きは感心しないのだが、それを除けば、何という見事なベートーヴェンらしい響きの連続。
カラヤン独特のレガート、フォルテの響きの軽さに目をつぶれば、断然「第9」らしさにあふれた演奏。
何といっても、この60年代前半のカラヤンのベートーヴェンでしばしば聴かれる圧倒的な気迫が素晴らしく
徐々にレガートも響きの軽さも気にならなくなり、聴き入ってしまう。

マルケヴィッチ&ラムルー管の演奏については
以前は推薦盤にしたものの、こうして多く聴いてみると
数多くあるテンポの速いスタイリッシュな演奏のなかで特に目立って出来が良いというわけでもなく
聴き直してみるとかなり平凡に聴こえた。
マルケヴィッチとカラヤンを入れ替えて、今回の「第9」の再チェックは終了としたい。

推薦、ヨッフム、カラヤン。


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