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音楽スレ(2021~ )

108korou:2021/09/08(水) 17:51:58
ベート―ヴェン「運命」最終試聴チェック。

1週間ほど試聴し続けて、またまた嗜好が変わった。
基本的に遅いテンポの演奏が頭に入らなくなり(多分、試聴という方式のせいだろう)
バーンスタインの演奏が、それほど良いものに思えなくなってきた。
その一方で、トスカニーニの1939年盤の気迫のこもった演奏に特別な印象をもったりした。

やはりベーム&BPOがベストだと思う。
ただし、クレンペラー&フィルハーモニア管の演奏もそれに匹敵する凄さをもっている。
クレンペラーの指揮は、ひたむきな情熱を感じさせない点で
ベートーヴェン「運命」の演奏としては、最初はどうかと思ってしまうのだが
聴いているうちに、一音もおろそかにしない集中力と堂々とした揺るぎないテンポに圧倒されていき
特に「運命」という曲のキモである第3楽章から第4楽章への突入部分での気持ちの入り方が凄まじく
ベームの燃焼力、内面の強さと好一対であるように思えるのである。

その点、カイルベルト、ヨッフムなどの純ドイツ系指揮者の指揮ぶりは
第1楽章から第2楽章にかけて安心の音色で気持ちよく聴けるのだが
そこから先の音楽がそれ以上に止揚されないまま、安定した感じでフィナーレに至るところが
やはり「運命」としては物足りないのである。

よって「運命」推薦盤の最終結論。
クレンペラー&フィルハーモニア管が1位、ベーム&BPOが2位。
クレンペラーを優先するのは、後半の楽章の切れ目がなく継続して聴けるからで、それ以上に理由はないが、この点は大きい。
次回から「田園」。


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