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音楽スレ(2021~ )
104
:
korou
:2021/08/28(土) 14:29:27
(補遺)ベートーヴェン「第4」
バーンスタイン&VPOの演奏は、最もベートーヴェンらしい響きの演奏で
若い時ならこれがベストの演奏だったかもしれない。
しかし今や曲そのものへの疑念が深まってきているので
この正統派解釈が残念に聴こえる(意欲十分なのに曲がそれに応えていない)。
ベーム&VPOの演奏は、音楽的に正しいという意味においてワルターと双璧、
オケが上手いので、こちらがベストかもしれない。
そして、どうしても納得できなかった第1楽章の展開部の緩さが
ベームの解釈により、ここはオペラのような広がりの展開を意味していると分かり
凡庸な解釈でやたらアクセント、アッチェランドをかけてたたみかけようとする演奏の愚かさを
しらしめてくれたのはさすがだ。
しかし、そうなれば、ベームの非情なまでのリアルな解釈が今度はうとましく感じられ
ワルターの歌心に満ちたフレージングが懐かしく思えてくるのである。
ワルターも展開部を広がりのある音楽として解釈していたに違いない(鈍い自分にはすぐには分からなかったが)。
最後にカイルベルト(&バンベルク州立フィル)。
宇野氏が言うようなオケの響きの美しさについては
ずっとVPO、それもVPOにしては随分と優秀な録音でそれを聴き続けた後なので
それほどまでには感じない。
解釈は若々しく、バーンスタインとベームの老熟した指揮ぶりとは対照的。
そして、展開部はベームと同じでゆったりとして、決して若さのまま勢いで突っ走らないところが
やはりドイツの正統派解釈なのだろうと感じた。
この3つの演奏はすべて優れた演奏だが
ワルター、ムラヴィンスキーの牙城を揺るがすには至らない。
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