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丸廉法器研究班(先ずは錫杖伝)

2021流禅:2006/07/24(月) 23:26:54
流禅と申します。以前にも丸廉の別欄に書き込ませていただいたことが何度かあります。某県北で道院長から錫杖のイロハを教わり、以来病みつきになっております。
職場異動を機に、錫杖操法に付加価値?を付けるため杖道(神道夢想流)も始めました。
始めて3ヵ月、少林寺と杖道の共通点をいくつか感じましたので、参考まで。
1 用具について
  ・杖道は白樫と指定。オザキのも白樫ですね。
  ・そもそも武器として作られていない。錫杖は法具として。杖も極論すればただの棒きれ。古歌に「突けば槍、払えば薙刀、持たば太刀、杖はかくにも外れざりけり」とあり、
つまり変幻自在に操れるとのこと。
2 杖道も「法形」中心である。
  当面は基本の突き方(12本)と制定形と呼ばれる5本の形を覚えること。(スポーツチャンバラみたいな用具を使うのもあるらしい)。制定形とは、少林寺の法形みたいなものと考えてください。
3 杖道も「守主攻従」である。「打ち」と呼ばれる太刀(木刀)の攻撃に対する反撃である。
4 杖道も「不殺活人」である。またまた古歌に「傷つけず、人をこらして戒しむる 教えは杖の外にやはある」とあります。犯人の制圧逮捕を目的とする警察官の「警杖操法」も杖道から採用されたものです。
5 構えについて
  杖道は剣道みたいに真正面かつ足の向きが前方でなく、少林寺の中段構え時の足位に似た感じ。
  この点は違和感なくとけ込めた。
また、○形とはいいながら相手の太刀(木刀)をパシーン(カシーン)と思いっきり打つところ○「突き」の場合、でんでん虫のツノみたいニューッと
出る点○杖の形状が一定のため(ただの円柱形の4.21尺棒)のため上下の区別なくしかも杖の先端まで手を持って行けるため自在性に富む(この点、当然ながら錫杖は長さと言い、形状と言い無理がある。)
等、の魅力もあります。以上、開始3ヵ月の実地レポートでした。参考まで。


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