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丸廉法器研究班(先ずは錫杖伝)

1679:2005/08/11(木) 13:11:20
知人の禅宗系の僧侶に聞いてみました。
意外と修験よりも仏教系のお寺に武術は残っているようです。
如意について聞いたところを情報として勝手に記しておきますので、
要らねば捨て置いてください。
如意は仏門の儀式法具で、禅宗では「忽」といわれます。
もちろん武器ではなくて、本来は正装した仏僧が背中を掻く道具として
考案した孫の手から、痒いところに手が届く如意(思いのままに)から転じた僧具
というのが、一般的な解釈とされているそうです。
時代と共に材質は木材や根などの植物から、犀や水牛の角、骨、鯨鬚など動物性の
良い物になり、江戸期には金銅製、鉄、近世では紫檀といったものも使われ、
形状も掻くための「手指爪形」から心字形、雲形、笏形へと美しくなり、
漆がけを施して手貫き紐を巻くなどして、仏事に適したものとなったようです。
先端の雲形、蓮形の部位に仏敵の槍・棒・刀などを引っ掛けて、手元に入いり
相手の得物を踏み折ったり(これは私の習ったものにも在りました。)、
後ろ襟に雲形や蓮形を引っ掛けて後ろに倒したり、襟から肩に差し込んで首を締め
上げるといった使い方をするそうです。(私には分からない?)
棒状のものよりも、平板状の「如意・忽」が良いそうです。
最後に私が修験で習った状術は状術ではなく、九州の修験僧が編みだして、
修験道に弘まった棒術でしょうとの事でした。(了)


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