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丸廉法器研究班(先ずは錫杖伝)

1628:2005/07/11(月) 15:36:51
ありがとうございます。金剛禅少林寺拳法良く理解できました。
紋が密教の「輪違い」ですから、禅宗と真言密教の統合された形に思いました。
修験道は明治政府によって、真言と天台に統合された経緯がありますので、
それ以前の修験道とは一線を画しています。

武術と法具ですが、如意については全く分かりません。
行者は菩薩の当体であるから、六輪の菩薩の錫杖を用いますが、六輪は六波羅蜜を
表します。皆様方の禅僧体がよく托鉢時に用いて、声杖、智杖、徳杖、鳴杖とも
いいます。六角棒が本来です。錫杖での術は聞いたことも、見たこともありません。
金剛杖は、先達に許されたり、遍路使うものが四角ですが、八画を使う方が握りに
力も入り、何かと便利です。

教わった杖術は、皆さんからすると運動のための遊びに近いものだと思います、
特に何流ということで教わっていませんし、修験武術ということで体系的に
教わったわけでもありませんが、指摘されて考えてみるとひょっとすると
これが修験武術と言われるものなのでしょうか?
剣劇でみるものよりは、使える気もします。しかし、時代劇の金剛杖から刀が
出てくるものは見たことがありません。岩場で引っ張り上げるときに抜けると
人と一緒に落ちてしまいますでしょ。私には判断しかねます。

杖の用法は中からひと拳先を普通に下げて立ち、先は相手の目につける、
そのまま滑らせて杖を飛ばし、顔を突きます。あとは剣術と同様に打ち合う、
突き合う、普通に人の考えつく範囲のものです。
ただ、映画や芝居のように振りかぶることはない。振りかぶると周辺の
木や枝や茂みに当たるからで、小さく早くということが、注意すべきことです。
登りでは普通に持ち、先は傾斜に沿い上ガルです。
下ルは腋に挟み、先下ガルです。

この杖法と螺緒(カイノオ)という現代でいうロープ、の使い方を併せ学ぶと
様々な局面で利用できます。落ち葉の深さ、沢の深さ、岩の高さ、
足場の尺取りを計り、寝床の梁、つえ、牽引の道具、六尺だと長すぎて邪魔ですし、
短すぎると役に立ちません。御岳の杖は武器ではなく、生き抜くための道具です。

他の法具については、意味があまり理解できずにいます。
結界に関わる、護摩の行法では、独鈷杵の片側が剣になっている護摩剣(不動剣)
を使いますが、特に武術とは思いません。この他に山刀(脇差しに近い短剣)を
持ちました、獣道では灌木を切り払うなど様々に用いますから、自然に使い慣れ、
そういう点では人との戦いにも使える気はします。戦いの局面となっても、
精神的に動揺することはまずあり得ないと確信します。

法輪とは輪宝のことでしょうか?武術的な使い道は無いように思うのですが、
違う仏具があるのでしょうか、自信がありません。
金剛杵は、先を尖らせて小動物に上手に投げて捕らえる人は確かに居ました。
今回皆様には、凄い技術があるのだと察し、感心しております。
若いころに修験武術の存在を知っていれば、学んだであろうと悔やまれます。
また、時々読ませていただこうと思います。
修験武術をご存じの方が出て来られることを祈願しておきます。
失礼を致しました。


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