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倉工ファン Part2

370名無しさん:2021/03/08(月) 17:08:01
☆ 同上  ②


試合が始まるなり、銚子商の監督・斉藤一之は完全試合を覚悟したという。
2回二死から6番打者が四球を選んだ際には「ホッとした」と周囲に語っている。

再び土屋。 「ウチは黒潮打線と呼ばれるほどの強打線で、打力は関東でも1、2を争っていた。
そんな打線をもってしても、打球が前に飛ばない。

ファウルでもチップでも、ボールがバットに当たっただけで拍手が起きたんです。
こんな経験、後にも先にも、あの時だけですよ」


途中からマウンドに上がった土屋は、試合の終盤で一度だけバッターボックスに入った。

「ストレートも速かったけど、それ以上に驚いたのがカーブ。顔に向かって飛んできたように見えたボールが、
外角いっぱいに決まりました。僕は手も足も出ませんでした。

三振でしたが空振りだったか見逃しだったのかさえ覚えていない。江川さんは体も大きく、威圧感があった。
とても高校生には見えなかったですね」


甲子園での高校野球は通常、午前中から夕方にかけて行われる。
どんなに速いピッチャーでも、ナイトゲームで見るプロのピッチャーには見劣りする。

私の経験上、夜のプロより昼間の高校生の投げるボールの方が速く見えたのは、後にも先にも江川卓だけである。
彼こそ正真正銘の“怪物”だった。




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