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倉工ファン Part2
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☆ 同上 ②
試合が始まるなり、銚子商の監督・斉藤一之は完全試合を覚悟したという。
2回二死から6番打者が四球を選んだ際には「ホッとした」と周囲に語っている。
再び土屋。 「ウチは黒潮打線と呼ばれるほどの強打線で、打力は関東でも1、2を争っていた。
そんな打線をもってしても、打球が前に飛ばない。
ファウルでもチップでも、ボールがバットに当たっただけで拍手が起きたんです。
こんな経験、後にも先にも、あの時だけですよ」
途中からマウンドに上がった土屋は、試合の終盤で一度だけバッターボックスに入った。
「ストレートも速かったけど、それ以上に驚いたのがカーブ。顔に向かって飛んできたように見えたボールが、
外角いっぱいに決まりました。僕は手も足も出ませんでした。
三振でしたが空振りだったか見逃しだったのかさえ覚えていない。江川さんは体も大きく、威圧感があった。
とても高校生には見えなかったですね」
甲子園での高校野球は通常、午前中から夕方にかけて行われる。
どんなに速いピッチャーでも、ナイトゲームで見るプロのピッチャーには見劣りする。
私の経験上、夜のプロより昼間の高校生の投げるボールの方が速く見えたのは、後にも先にも江川卓だけである。
彼こそ正真正銘の“怪物”だった。
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