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倉工ファン Part2

10名無しさん:2020/07/24(金) 11:03:02
☆ 同上  ②



1年が過ぎた。 「代打、いくぞ」
昨年5月3日、母校のグラウンドでの練習試合で、監督から告げられた。あの事故から580日目の打席。突然の指名だった。

6―3の五回表、2死三塁。初球を振り抜いた。 差し込まれたが、右前に落ち、適時打となった。
バットの芯を外された硬球の衝撃が、両手に伝わった。 「野球をやっている」。ベンチに戻り、泣いた。


今春、都大会での「背番号3」が与えられた。真っ先に母に伝えた。「おめでとう」。電話の向こうで、母は号泣していた。
その春季大会はコロナ禍で消えた。 夏の選手権大会もなくなった。 代わりに東京の独自大会が決まった。

開幕2日前の今月16日。学校の柔道場にチーム全員が集まった。背番号の発表。監督の島修司(52)から名前を呼ばれ、
「3」と染められた布を再び受け取った。 縦横二十数センチ。「ただの布かもしれない。でもすごく重い」

25日に東東京大会の1回戦に臨む。あの日以来、3年ぶりに公式戦の打席に入る。



■ヘルメット着用義務、42回選手権大会から

高校野球では、1960年の第42回選手権大会から打者のヘルメット着用が義務づけられた。
数年後には走者も着用が義務化された。

95年には走者の安全を考え、これまでの片耳タイプから両耳にカバーのついたヘルメットとなった。
衝撃吸収性など安全性が保証された「SGマーク」の製品が使用されているが、事故の根絶には至っていない。

2018年11月には、練習試合で頭部に死球を受けた2年生部員が翌日に死亡する事故が起きた。




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