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倉工ファン
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「 甲子園の詩 ( 阿久悠 ) 」
1996年8月19日 準々決勝 「 奇策ではない 」
当然のことに 今大会のヒーローが マウンドを守る筈だと思っていたのに そこに立っていたのは
全くり未経験の二年生 背番号10だった 奇策ではないと云われても その時 その場を考えると
やはり 奇策か そうでなくても 窮余の策には思える
海星・加藤彰投手 きみが感じたものは 信頼と責任の重さだろうか それとも
チャンスに恵まれたことの歓喜だろうか 白球を握りしめ 第一球を投げる直前の心は
張り裂けそうな興奮か 無に近い状態か 探れるものなら探ってみたい
それにしても 土壇場で踏みとどまる きみの精神力は何から発するのか
あの絶対の危機のスクイズに対し 躊躇なくグラブトスした感覚は 天晴としか云いようがない
そして、7回1/3 きみは非凡を証明し頑張った それは また チャンスを与えた人たちの
信頼に応えることであり 「奇策」の二文字を 消すことにもなった
完封勝ちが多いといって話題になった大会だが、それは、実力差があったということで、
決して投手力が勝っているということではなかった。
投手戦というのは実に少なく、点数上それらしく見えるのを含めても、
東筑ー盛岡大付戦、前橋工ー前原戦、新野ー日大山形戦ぐらいのものである。
しかし、数多く並ぶゼロが、無でも空でもなく、また、何も起らなかったということではなく、
息が詰るような緊張が秘められ、爆発寸前のエネルギーを必死に圧え込んでいる投手戦は、
めったに見られない。
そのめったに見られない投手戦が、前橋工斉藤義典投手、海星加藤彰投手によって演じられ、
久々に充実感を覚えた。 評判の高い斉藤投手と互角に、初登板二年生の加藤投手が
度胸よく好投、このような形で才能を大舞台に立たせることは大変だろうが、大成功だと思う。
( 前橋工2-1海星 )
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