レス数が1スレッドの最大レス数(1000件)を超えています。残念ながら投稿することができません。
雑談コーナー
-
じゃあ、早速。
浅田さんのジャンプが一時期なぜ評価されなかったのか、について。
まずは2006年頃までダンディな声でテレビ解説をされていた五十嵐さんが、WoridFigureSkarting22号 トリノ五輪特集で書かれていた新採点方式について語っていて、それのポイントを箇条書きしましょう。
・新採点は評価されるポイントとミスをすることの怖さを知る必要がある。新採点方式では、完成していないものはプログラムに入れるな、と言っている。だから勝つためにはまず完成させることが必要だ。
・同時にクオリティを上げろ、とも言っている。スケーティングスキルを初めとする全ての技術のクオリティを上げなさいということ。
・日本の選手の場合、ジャンプが跳べたところで完成したと言っている。でもそうじゃない。降りるのは当たり前で、その中で出来の良い悪いがある。
・特にシングルはごく数人を除いてステップが下手すぎる。その原因はコンパルソリーが無くなったこと。今は殆どの選手がターンするけれどフラットエッジに近い。エッジをフルに使ったステップとは何かを真剣に考えないとステップはいつまでたっても上手くならない。
・新採点は、選手にとっては厳しい話だが、曖昧なものは許さない、だからいいものを目指して頑張れと言っている。しかし、そうすると難しいステップを山盛りにすれば点数が取れると安直に考える人が出てくるかもしれない。でもそうじゃない。ステップを盛り込み過ぎると滑りこなすためのスピードが落ちて滑りが汚く見えることになる。それなら盛り込まないでレベル3でスムーズにすべる方がいいのか?でもそうするといつまでたってもそれ以上はいけない。上に行くためにはレベル4のステップをやってください、でも質が悪かったら減点しますよ、と新採点方式は言っています。
・ステップを山盛りにした結果、ステップのグレードが下がるだけでなく、一歩間違えるとスケーティングスキルも落ちる。滑れていないことが見えてしまうから。そういう意味ではいろいろな側面から総合的に判定出来るシステムになっていると思う。
どうでしょう。今に続くコンセプト自体はすでに出来上がっています。
但し、始まったばかりで点数の反映方法が未成熟だったために2006年世界選手権女子のようなことが起こってしまった訳ですが。
で、浅田さんの例えば2005〜2006シーズンのジャンプを見ると、まさにふわっと楽々跳んでいます。
私見ですが、この頃であればGOE+2は行くのではないかと私は思ってます。
積極加点前なのでそうはなっていませんが。
では、なぜバンクーバー五輪当時、評価されなかったのか?
それは、ご家族の不幸によりアルトニアンコーチと決別せざるをえず、その後ジャンプコーチをつけずに自己流で練習していた期間が長かった為に、フォームが崩れてしまった為です。
Number 846に野口美恵さんが丹念に取材したと思われる記事に以下のことが書かれています。
・コーチ不在になった08年春から、ひとりバンクーバーを目指した。タラソワのもとに定期的に訪れはするが、普段は日本で練習する。指導者の目線に毎日さらされていないことで、ジャンプは日を追うごとに自己流になっていった。(浅田さんは当時を振り返って)「だんだんフォームやリズムが崩れていました。成功するかどうか一か八かになっている。騙しながら戦うしかない」
この2008年春というのは重要で、この年に新採点方式の当初の欠陥を是正する「積極加点方式」にISUが舵を切ったときと重なってしまったのです。
(ルール上の大きな改訂は2年に1回と決まっています)
逆に言えば、このような状態でも銀メダルを獲得してしまったのだから浅田さんはとんでもなくすごい選手だと私は思っています。
|
|
|
掲示板管理者へ連絡
無料レンタル掲示板