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3730/78:2013/08/28(水) 08:59:31 ID:y780oguI0
(∮ − )「すまねーな。お前ら二人には大人しくしていてもらうーよ」


剣の形に戻った得物を手に、ネーヨは一気にミセリの立つ枝端へと距離を詰める。
巨体からは想像もつかないほどのスピード、ミセリは身を翻し、足場を飛び降りた。
ネーヨの手の中で何百の小さな欠片に分割された刃が、主の意を辿る様に舞い、踊る。

間合いが長く防ぐことが難しい鞭の利点と、重く殺傷力に長けた大剣の利点。
狙われた太い枝を刃片の激流が舐め尽くし、大樹の生皮を根こそぎ剥ぎ取る。


ミセ*;゚−)リ「っと!」
(∮´ー`)「逃がさんッ!」


ミセリは空中で長剣を引き抜いた。
剣の大河はネーヨの手元でその流れを変え、体制の崩れた彼女に向いている。

目の前に迫った刃片の一群に、ミセリは無我夢中で剣を合わせた。


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