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3520/78:2013/08/28(水) 08:20:00 ID:y780oguI0
……

行手の暗い地面に泥のあとを見つけてからは、二人は樹上を伝って移動していた。

見下ろすと、ぬかるみは一歩ごとに深まっているらしく、進む先では泥海へ変わっている。

樹々の数が、泥海を前に一気に減っていた。それに、よく見ると泥は僅かに流れを持ち、動いているようだ。
おそらく普段は雨水をクラシカ河に送り込む水路なのだろう、生物の気配すら無い泥塊を見てミセリは思う。

……枝上を渡れそうな道は、目の前で泥河を裂いて立つ一本の大樹しか無かった。
迂回しようにも、広がる泥の大河はどこまで続いているかもからない。

その一本の大樹の上で、ネーヨは二人を待っていた。



(∮ − )「……」
(*`ω` ;*)「っ……ぐ……!」
ミセ*;゚−)リ「ぐぬぬ」


ワイヤーで紡がれた刃先を、ぽっぽはワンドで受け止める。
体重の軽い彼女は空中でいとも容易く突き飛ばされ、後方の木々に激突した。

隙を突いて彼に接近したミセリも同じく、変幻自在に舞う刃片に阻まれて引きさがる。


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