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198/78:2013/08/28(水) 07:07:33 ID:D15qh95o0
lw#´‐ _‐ノv「調子に乗るなよ、このクソ虫が! 貴様が、キュー姉の名前を、口に出すな!」
,冫,,) (゚;;);.,,"「ビョッ――ブゲッ」


生命を持たない死者は、その精霊の供給先――核を破壊しなければ、いくら屍肉を痛めつけても死なない。
激高したシューが折れた首を踏みにじり、肋骨を割って肺腑を裂き心臓を潰しても、魔導師は生きている。

……生きている、それだけだ。
力を生み出す筋肉を根こそぎ踏み壊され、わずかな自由すら呪言に奪われた、ただ生きているだけの死者。

グチャグチャの肉塊を、シューは荒い息で見下ろした。
痙攣を繰り返す身体に、精霊が集中する一点が見える。

核。
この魔導師をこの世につなぎとめる、特異点。

ちょうど腎の辺りにある"それ"に、シューは手を伸ばした。


冫,,) ( ;;);.,,「ッ、お、あ……」
lw#´‐ _‐ノv「苦しいか? 今、楽にしてやるよ……ッ!?」

 ∀"「いや、その必要は無い」


はっきりと届いた重い声に、シューの背筋が凍る。
離れる時間は、無い。
完全に死んだはずの腕が動き、驚く呪式士の細い手首を掴んだ。


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