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( ^ω^)ヴィップワースのようです
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男が最後に言った言葉が耳に入るよりも前に、身体全体を弓の弦のようにしならせると、
全力を以ってナイフを前方へと投げ放った。狙いはつける余裕もなかったが、外しはしない。
次の瞬間には、カキン、と固い金属同士がぶつかる破裂音。
('A`)「この程度で……」
そうして投擲したナイフは呆気なく叩き落されていたようだ。
だが、すでに両の足は一直線に男の元へと駆け出している。
('A`)「!」
思ったよりも低い位置から、目の前を横一文字に斬撃の軌道が半月を描いた。
ほぼ同時に、後頭部すれすれをナイフがよぎった感覚。
長い銀髪を後ろで結わえていた紐が、数本の毛髪らとともに背後の空中へと舞った。
勢いのついて止まれない状態で、振りを見てから避けられるかどうかは博打だった。
だが、決して速度を落とさず走りぬけながらも、辛うじて身体を伏してかわす事が出来た。
爪'ー`)y-「へッ!」
勝利を確信した奴ほど、崩れてしまえばもろいものだ。
自分の敗北を、最後の最後まで疑えなければ、そいつはきっと勝利者にはなれない。
たとえ一瞬だろうと、確実にこちらを上回れる技量を持ちながら、侮ったのが運のツキだ。
('A`)「この……ッ!」
爪#'ー`)y-「このフォックス様を、なめんじゃねぇぞッ!」
ククリを手にした右手首をがっしりと掴み、追撃のナイフが振るわれる事はなかった。
そして、それを引き寄せるようにして胸倉を掴むと、走りこんだ勢いそのままに、
肩からぶちかましてそのまま地面へと引きずり倒した。
(;'A`)「ゲッ、フゥッ!」
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