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( ^ω^)ヴィップワースのようです

80以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします:2011/06/20(月) 03:50:29 ID:aK3TyYNI0

爪'ー`)y-「………ありゃ」

( "ゞ)「もう、随分と夜も更けてやしたか」

(# `ハ´)「とっくに看板アルヨ……お前達が帰らないと、店が閉めれないアルッ!!」

( "ゞ)「………わざわざ待っててくれたのかい、シナーの旦那?」

爪'ー`)y-「案外やさしいんだな」

(# `ハ´)「さっきから厨房で何度も怒鳴ってたアルヨ!お代はツケといてやるから、
      今日はさっさと帰りやがれヨロシなッ!!」

( "ゞ)「わーったわーった。んじゃ退散しますか、お頭」

爪'ー`)y-「そうだな……ごっそさん。ツケは近々払いに来るからなー」

(# `ハ´)「こっちとしては二度と来なくてもいいアルがナ……!」

緩慢な動作で席を立つと、シナーに後ろ手を振りながら二人を店を出た。
無駄酒飲み達が去った後、閉められた木扉に対してシナーは一掴みの塩を全力で投げつけていた

自分達の去った後に、シナーが清めの塩を投げつけていた事など露知らず、
デルタから切り出した冒険話に花が咲き、フォックスもまた上機嫌を取り戻していた。

酒場を出てから、あとは夜の街をふらふらと帰路につくだけ。

いつもならそうだ。

だが、普段ならば人っ子一人出歩かないはずの時刻に、
建物の屋根から屋根へと飛び移っている人影に二人は気づいた。

爪'ー`)y-「……ウチの若い衆、だな」




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