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( ^ω^)ヴィップワースのようです
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彼ら自身は、決して安っぽい正義感に浸ったり、自惚れてなどいない。
今まで、幾度となくゴードンの備蓄倉庫や邸宅に侵入し、一切の足跡を残さず
金品や食物を盗んできては、一部を自分達の酒代に換えると、残りの殆どを貧しさに喘ぐ
人々に分け与え、羨望の眼差しを向ける人々に対して当の本人達はどこ吹く風と飄々としている。
それらの行為がたとえ偽善と言われようとも、彼らはやめるつもりはないだろう。
かつて、貧民窟で寒さに震える夜を周りの人間達と肩を寄せ合い乗り切ってきた、彼らだからこそ───
力無き”弱者”を放っておく事など出来ないのかも知れない。
爪'ー`)y-「冒険者、ねぇ……憧れた事もあったな」
( "ゞ)「あっしもです」
爪'ー`)y-「未開の大陸各地を転々と旅してさー、その内最高の女と恋に落ちちゃったりして。
一晩の邂逅の後、冒険への情熱が再燃する俺は、再び旅に出ようとしてな……」
( "ゞ)「”どうしても行くというのなら…あたしも連れてって!!”」
爪'ー`)y-「そうそう……で、そこで俺は涙を呑んでこういうのさ」
爪'ー`)y-「”俺の恋人は冒険だけさ。女子供は、邪魔なだけだ”」
( "ゞ)「”そんな……あたしのお腹の中には……あなたの、あなたの子供が──!”」
(# `ハ´)「───うるせぇアル、この馬鹿供ッ!!!」
その力の限りの大声に後ろを振り返った二人の目線の先には、鉄鍋で肩をとんとんと叩いて
厳しい顔でこちらを睨みつける、店主の姿があった。
ゆっくりと周りを見渡すと、烏合の酒徒亭の店内に、すでに二人以外の客は誰もいない。
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