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( ^ω^)ヴィップワースのようです
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(;゚д゚ )「俺もいつか、獣のようになってしまうのかもな」
そう言って、自嘲気味に笑みを零す。
だが、仮にそうであっても悔いなどないだけの人生を送ってはずだ。
いや─────一つだけあったか。
(;゚д゚ )(あるいは自分でも気付かない内に、他人から映る自分はもはや獣と同じなのかも知れん)
それでもまだ、人としての悔いは残っている。
あの時の選択が、彼女を突き放した事への後悔が。
そんな気持ちがまだ自分の中にあった事に安心し、ふっと笑みを漏らした。
先ほど大きく見開かれようとしていた獣の瞳は、最後に満月を焼き付けておきたかったのだろうか。
今ではもう完全に閉じられようと、薄く閉じたり、開いたりされている。
そこでようやく血で染め上げられた両手をだらりと投げ出し、彼もまた背後の月を仰ぎ見た。
やはり、これには魔力が秘められているのではないか。
狼の瞳同様に吸い込まれそうになった景色に、そんな事を思い浮かべる。
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