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( ^ω^)ヴィップワースのようです
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いつか、誰かが言った”山の守神”と呼ばれた、大いなる獣。
それは今日という日にだけ山へと現れ、いつものように夜空に浮かぶこの月へと遠吠えするはずだった。
それが彼という男を見つけ、獲物として見定めてしまったばかりに、今、息絶えようとしている。
獣の名は”ムーンロア”
20年以上を生きながらえ、山のふもとの村人にも恐れられていた狼だった。
これまで討伐に向かってきた誰しもが生きて戻る事は適わず、そのあまりの強さに、
もはや魔力すら秘めた獣なのではないかと噂されていた。
そして────確かに獣の眼は、魔的な魅力を秘めた瞳をしていた。
どこか吸い込まれそうになるような、そんな恐ろしい力を感じる。
(;゚д゚ )「よく……勝った……俺は、よく生き残った……」
肩で息をしながら、後から後から溢れ出て来る冷や汗をせき止めようと、自分を鼓舞する。
正しく本心だった。
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