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( ^ω^)ヴィップワースのようです

72以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします:2011/06/20(月) 03:44:31 ID:aK3TyYNI0

”烏合の酒徒亭”、庶民の歓楽などほとんど無いこの街では、この安いエールを出す酒場が
多くの人間から親しまれる場所であり、またフォックス達の行き付けの店でもあった。
カウンターから、相も変わらない馴染みのマスターの顔が彼らを出迎える。

(# `ハ´)「いらっしゃ……アイヤァー!お前さん方、よくもまぁ店に顔出せたもんアル!」

爪'ー`)y-「いきなり怒鳴るなよ、シナー」

( "ゞ)「(…シナーの親父がこの調子だと、またうちの奴らがツケてやがるみたいですね)」

爪'ー`)y-「(あぁ、それもこの勢いだと5〜6人で飲み明かしでもしたかね……ツケで)」

(# `ハ´)「怒鳴って何が悪いネ!?お前んとこの馬鹿共、
      ウチのお得意さんに出す緋桜を3本も開けやがったアルよ!?」

( "ゞ)「そのお得意さんが…俺らだろ?」

(#`ハ´)「どうせツケだと思って、毎回毎回毎回毎回……
      底無しに飲むお前らなんか、お客な訳ナイよッ!」

せっせと皿洗いやグラス磨きを終えた端から、今度は手練の動作で炒め物をまとめて人数分仕上げる。
異国で20年にも渡る修行をして来たという”烏合の酒徒亭”のマスターの料理は絶品だった。
その為酒以外にも多くの客が押し寄せ、さほど広くない店の中はいつも活気に満ち溢れている。

血眼で鍋を振るいながら怒気を荒げるシナーとは対照的に、フォックス達は淡々としたものだ。
店内に入るとシナーの怒声を右から左へ受け流しつつ、ゆっくりと空いてる席に着く。

爪'ー`)y-「そういうなって。勿論溜まってるツケは面倒見てる俺らが払うさ。
     ……だが、生憎と今日は持ち合わせがない。また今度、だな」




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