レス数が1スレッドの最大レス数(1000件)を超えています。残念ながら投稿することができません。
( ^ω^)ヴィップワースのようです
-
村の北東に位置する墓地に、黒の外套に身を包む男が立っていた。
その目線の先には、次々と土の中から這い出してくる、不死者達。
もはや形を為すのも難しい程に身体が崩れてしまっている者は、手足がちぎれながらも這い出る。
( <●><●>)「紛うことなき黄金比でしたね、この私の調合したゾンビパウダーは」
まるでその姿が見えていないかのように、そこに立つ男を素通りして、不死者達は
明かりの見える教会の方へと、続々と這いずり、歩き出した。
その中には、かすかな生前の記憶を持つ者もいるらしい。
もはや人としての言葉を発する事の出来ない潰れた声帯で、時折誰かの名を呟く。
( <●><●>)「まぁ……それはわかっていた事ですが」
小さく笑いながら、列を成す不死者達の姿を、目だけで見送った。
いつもと同じ時間に、いつもと変わらぬ作業。
それが彼にとっては、普通に部屋に閉じこもって研究しているのでは、
たった2年やそこらでは決して得る事の出来ない、大きな成果をもたらすのだ。
掲示板管理者へ連絡
無料レンタル掲示板